水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

20年前か。。。

2019-11-02 16:30:46 | 制作日誌

20年前にYouTubeが存在していたら

僕の大学や市役所や公共施設での直接交渉による制作活動も

その都度、動画としてアップしていきたかった。

 

1999年tamavivant

 

あの時、リアルタイムでYouTubeで公開できていれば

反論する機会もあっただろう。

大多数の人からは酷い言われようだったし、辛い思いもしたからね。

 

また、逆に

 

応援してくれた人たちにもいて

その勇気を讃えてあげる事も出来ただろうに。。。

 

まぁ、あの時の悔しさと無力感に抗い続けたから

作家としての方向性を見失わないですんでいるのかも知れないのだけど。

 

しかし、凄い時代になったものだ。

 

 


8月を振り返って。。。

2019-08-31 22:07:33 | 制作日誌

先週、行ってきた大王崎波切町

 

この数年にあった崖崩れの影響で

浜辺は立ち入り禁止なってましたわ。

 

 

 ***

 

今から30年ほど前になりますが

 

母校の美術部の合宿にOBとして同行して

この浜辺でインスタレーション作品を制作していました。

 

広大な自然を舞台に大掛かりな資材やお金を投入しても

ショボイ結果に終わってしまうのは分かっていたので

 

あらかじめ100円ショップで買ってきた

キッチン用のアルミホイルで効果的な何かをしようと

自分なりの課題を設定して

合宿の日までに必死になって考えていました。

 

で、

 

思いついたのが、アルミホイルを浜辺に広げて

波風をうけて扇形に広がる瞬間を

写真におさめて作品にしようというプランだったかな。

 

 

 

薄くて柔いアルミホイルなのでチャンスは1回きり!!

アングルなんてかまっていられなかったので

兎に角、慌てて走ってシャッター押しましたよw

 

露出、ピント、光量、露光時間、被写界深度。。。

 

写真の知識なんて皆無でしたから

兎に角移っていればそれで良いって感じでしたね。

 

案の定、10秒も経たないうちに波風にあおられて

アルミホイルはぐちゃぐちゃに。。。

 

30年も前の話なんで

今の様にデジタルカメラなんて無かったので

撮影したその時に映像を確認なんて出来なかったし

現像、プリントが仕上がるまでに1週間はかかったから

 

撮影した直後は作品の仕上がり具合なんて分からなかったから

なんとも達成感の無い。味気ない。

制作だったなと今でも覚えています。

 

だから、

 

くちゃくちゃになったアルミホイルを回収して終わり。

というのでは折角、合宿に参加して大王崎まで来たのにもったいないかな

と思えたので、近場にあった石ころをアルミホイルで包んで

 

砂浜に並べてみたんだよね。。。

 

 

 

 

今にして思うと、

後にこの作品に繋がった様に思います。

 

 

***

 

そんな思い出のある大王崎の浜辺なんですが

 

今回の崖崩れの様子を見て、少し悲しい気分なりましたね。

 

 

 

 

 


大王崎。。。パノラマ写真にて

2019-08-21 00:09:21 | 制作日誌

大王崎周辺をダッシュで見回ってきました。

iphoneのパノラマ写真をぐるっと一回りする様に撮影。

 

フルコースまわりきるまでに2時間半。

途中、写生とかしていたらびっくりするほど日焼けして。

 

車での日帰り旅行ということもあって

帰宅したらさすがにダウンしましたわw

 

やはり、50代という事なのかな。。。

(次くる時は一泊したいな。。。)

 

 


ミシン糸ノコの手入れ。。。

2019-08-15 21:49:03 | 制作日誌

数年前に酷い肩こりになって首が動かなくなり、

 

首からの神経障害を起こしたものだから、両腕が痺れて激痛で動かなくなり

 

それ以降、首に負担のかかる糸ノコを使った制作は休止していました。

 

 

 

やはり数年使っていないと道具も錆びたりして酷い事になっていたのでね

 

 

 

アクティブサンダー(#60)でサビ落しを行って

 

 

 

錆び止めの為に、水置換性能の有るスプレー油を塗布して

ついでに、刃物用の椿油も塗布して磨いてみました。

 

 

後は、分解した天板をもとに位置にネジ止めして完成。

 

 

 

 

 

 

 

今回の台風が過ぎれば、厳しかった暑さも和らぐと思うし

 

ミシン糸ノコも綺麗になったので、

 

気分よく作業が再開できそうです♪

 

 


自己分析。。。3

2019-08-15 10:42:26 | 制作日誌

日常の暇な時間を見つけては

何度も、なんども繰り返し考えて

成功よりも失敗したイメージのレパートリーが増えてゆく

 

そして、

 

実際に自分のプランを実行した時に

自分の予想する事が出来なかった問題が発生すると

興味津々でワクワクします。

 

新しい研究課題が見つかって歓喜している自分がいる。

 

困ったものですw

 

┐(-。ー;)┌ヤレヤレ

 


自己分析。。。2

2019-08-15 10:40:38 | 制作日誌

完成させる喜びよりも、

 

完成させて行き詰まる。

完成させて後悔する事の方が多いのでね。

 

思いもよらないアイデアが浮かぶまで。

自信をもって区切りを付けれるまで。

 

可能性を残しておきたいためかもしれません。

 

だから、完成させて発表し評価を得られる事に

あまり興味が無くて。

 

そこまでの課程が楽しくて、考え続けている事が好きなんです。

 


自己分析。。。1

2019-08-15 10:39:01 | 制作日誌

性格診断とか試してみるとですね。

 

物事を達成する集中力に欠けているようです。

 

確かにね。

 

長い時間をかけてコツコツと作り上げてゆく事は得意ですが

短時間で完成させてしまうのは不得意なんですよね。

 

完成、完了させる達成感が苦手というか

今まで積み上げてきたものが今日ここで終わってしまうのが

 

さみしいと言うか。。。

夢中になっていたものから目が覚めてしまうというか。。。

 

ずっと、高校生や大学生のままでいたかったみたいな。。。

 

だから、完成直前になって作業をやめてしまう事もしばしば。

早く提出しなきゃいけないのに

直前まで放置している事も良くあります。

 

作りかけのまま塩漬け状態の作品も沢山あります。

 

必要なとき、完成させて持ってゆけば良いとしか

思ってないのですよね。

 


変化への対応。。。

2019-08-14 10:23:30 | 制作日誌

YouTubeが表現の場として大きな力を持っている事に気付きます。

 

この10年程度の間に

再生回数などに伴い広告収入が得られるシステムが確立され、

YouTuberとよばれる職業(?)まで出現しています。

 

つまり、表現がそのまま収益に繋がるのです。

 

ですから、

 

貸画廊で何十万円も場所代を支払って行う

「個展」という行為も将来的には消え行く

運命なのでしょう。

 

どうしたらメディアに取り上げられるか?

コレクターや美術館はどんな作品だったら買ってくれるか?

 

今のところは画商が仲介をして商談がなされる様に思いますが

そうした仲卸的な仲介は限りなく消えてゆき

直接、商談が主流になるだろうし、

 

将来的には、作家(YouTuber)たちがグループを作り

それぞれの収益を集め管理する事務所を立ち上げ

収入の安定化と社会保険の加入など生活基盤ができることでしょう。

 

 

こうした状況を早く感じ取り、表現方法の多様性を取り入れ

新しい方向性を見つけ出してゆきたいものですね

 

 

何時の時代も変化に対応した者だけが生き残るのだから

 


アフターケアが肝心なのでは。。。

2019-08-13 09:48:45 | 制作日誌

企画を考えた時点でこうなる事が想定できていたはずで

 

もし、出来ていなかったとしたら無能すぎるし

 

謝罪する事を想定内だとするならば、

愚かで悪意さえ感じる。

 

故に「謝罪するならはじめからするな」と言いたい。

 

非を認めて謝罪するのであれば

その後の対応が重要で

 

例えば、

 

作者への説明やケアは充分なされているのか?

作者に反論の機会は与えられているのか?

 

この件に関して詳しい経緯を調査報告記録がなされているのか?

 

その辺のアフターケアがしっかりしていれば

日本の美術芸術史に於いて重要の資料となりうる様に思います。

 

賠償責任つまりはお金の話だけで決着させるのではなく

 

出展者としての責任を取るのであれば

ドキュメンタリーとしての記録を

作品として発表すべきではないでしょうか?


謝るぐらいなら最初っからやるな!!。。。

2019-08-12 11:58:57 | 制作日誌

あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」

 

メディアは騒いでいるけれど、

1960年代にあった前衛芸術の「千円札裁判」とかの模倣にしか見えなくて

 

今更やってもね。。。

 

僕なんかが行っていた、

各地の公園や美術館での単独交渉によるインスタレーションは

 

不可能と思える計画の問題点を一つずつ丁寧に解決し

許可を得て実現してゆく手法なので

真逆の立ち位置になるので

 

正直、主催者の対応に稚拙さ感じるし

今後僕の様なタイプの作家活動をする者にとっては

迷惑な話です。

 

これも随分、昔の話になりますが

広島市の上空で行ったインスタレーションなんかも

同様に感じてます。

 

「謝るぐらいなら最初っからやるな!!」

 

 

しかし、やってしまった者は仕方が無いのでね

 

主催者、担当者各位がどのようなアフターケアーを用意できるか

 

本当の真価を語るのはそれからかもしれません。

 

僕ならこれを機に逆手に取って

最高のチャンスに変えてしまうことを考えますが

(既にいくつかアイデアはあります)

 

彼らが残りの会期中に何ができるか

ただの凡人で終わってしまうのか

 

それだけの才能が現れる事を期待して

「中止」ではなく「注視」したいと思います。