水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

つしま9

2006-05-24 20:51:22 | 対馬
到着してから、大工の様な仕事がつずいていたので息抜きに朝の空いた時間に散歩に出かけました。



すぐ裏には高さが2m以上はある石の岩盤を立てて作った塀があるんですね。

島の殆どのところが、六方石の様な石質で、触ると松葉のように尖った形で崩れてゆく崩壊岩なので、こうした板状の石材はめずらしい感じがします。
       
話によると、昔の一重の町は遊郭などが連なる町並みだったそうです。

それが、大火災があり町の殆どが一日にして焼けてしまい、この石盤による塀はそのころの島一番の栄華を誇った頃の名残だそうです。



対馬は台風がよく通る土地でもあるので、少し古い倉庫とかの屋根を見ると風で吹き飛ばされないよう石が乗せてあります。場所によっては、平らな石を瓦のように積み上げ屋根を作ってあるところもあります。
       
沖縄とか、どこかの世界遺産のテレビで紹介されていた感じにも良く似ていました。。。今回はその写真を撮るのを忘れた。。(>_<)



そこから、もう少し裏手の山の方に歩いてゆきました。
       

家を出て、5分ほど歩くとすぐに山の奥深い感じの所まで行けてしまいます。

       

       

玄関をでてすぐに海があり、裏手に行くとすぐに小沢のながれ渓谷へと続く奥深い山がある。

うちの親父が山、川、海と得意げに遊べる術を知っていたのもこんな環境に育ったからでしょうね。

おかげさまで、僕自身も岐阜の地にいながら山菜、川魚、海での素潜りとワイルドに遊べるのもそうした彼の影響。。。

僕が、都市景観とか環境芸術を考える時、他の人とは異なるスケール感で考えてしまうのは、そんな遊びを子供のときに十分させてもらえたからかもしれません。