水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

各務原市役所5

2006-10-03 21:16:01 | 「学びの森」での美術展
9月22日

先日、若い作家の子達がうかがったとき色々とイベントの提案がなされたので、今回は、その内容の確認と若干の提案を各務原で行なってきました。

       

10月、11月中に各務原市の主催で行われるイベントへの提案で、基本的には
見積もり(お金)のお話しです。

       

結局のところ、数万円の助成をしてもらえれば助成金以上の効果を提供できる話を提案したんですが、一団体にだけ助成したという形になると、各務原市として対応が難しくなるという回答で、見積もりの話は一旦ここで修了。

       

それでも、各務原市としてイベントを盛り上げたいという事で、色々な条件を模索してくれました。

正直な話し、見積もりを出すのも、結構神経を使う大変な作業ですが、こうした形でみんなでアイデアを模索してくれた姿勢(雰囲気)を示してくれると好感が持てますよね。

そんなわけで、一通り、打合せを終えた頃には幾つかの面白い提案がなされ。
一度、皆と集まって、じっくり検討してみましょうという事に。



話はそれますが、僕としては自分の作品を「学びの森」の池で展示したいという個人的な欲求から考えはじめた事ですが、グループ展の形で皆に参加してもらい、色々な人の色々なアイデアや意見が交わる事で話が大きくなってゆく。

面白いですね。

「アーティストグッズ」と題したバザーの企画なんかは、これまでこうした企画展を開催するにあたり「あったらいいよね」と語られつづけた事が実現する事になりましたが

正直、あの場所で販売を行なっても、まず、小品は売れないでしょう。

でも、アーティストとしてどうしたら売れるか真剣に考える貴重なきっかけになります。

現代美術が売れないものという定説からはじまるのでなく、自分の芸術が売れないものとして感じることで、より、我が身の事として身近なところから芸術理念が育ってくるでしょう。

また、それ故に、売れなくても表現しなければいけない自分の表現の存在意義について極まってもくるのではないでしょうか。

そして、隣の作品や年下の人の作品が売れて精神的に傷つくかもしれません。
勝者、敗者の見方が広がるかもしれません。

ですから、「一番売り上げのあった奴が皆に何かおごれ!」といっておきます。

暗い雰囲気にならないように。