約10年ほど前に内装の仕事をして、その時の残材をとっておいたので
今回はそれを使って制作することに。
大学時代、木工室で教えていただいた時に
「木材は残せば資源、使えば材料」って口癖の様に言っていたのを
今でも覚えてて、残材も大切に使う様にしています。
今なら自動カンナやスライドカッターなど工具がそろっているので、何年も経つような残材でもしっかりと製材すれば、ちゃんとした品質のに仕上がってきます。
再生やらリサイクルではなくて「もったいない」という気持ちを大事にせねばと思えますね。
組み立てに入ると、少しずつ誤差を修正しながらの作業になり、根気よく作業を進めて行くことが大切になってきます。
こうした作業をしていると、素材を加工するというよりは機材の精度を高める微調整ばかりしている様な気になります。
調整を繰り返す度にノートに記録を取っているので作業の標準化はしているものの、その時々で感触が変わってくるから仕方が無いのかな。
でもまぁ、改善してゆくのも楽しみの一つなので。
まぁ、いいのかな。。。
とりあえず、今日の時点で
パネル部分の組み立てと下地作りの為のサンドペーパーによる研ぎだしまでできました。
後は、このパネルを切ったり貼ったりして造作を行なって行く予定。
まだまだ時間がかかるけど、楽しみがまた一つできました。
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いつも10点以上、同時進行で作品を作っているから沢山作りかけの状態のものが出来てしまっている訳だけど、
一個一個完成させるよりも結果的に沢山作品が作れるし
何より、いろいろな作品を同時進行で作業をしていると並列的に物事を考える様になるから、突然、新しいアイデアが浮かんできたりして面白い。
ただ、
10年前から作っている作品も、今日作りはじめた作品も、ひょっとしたら、明日完成するかも知れない状態なので、時系列的に作品を提示するには非常に困難。
だから、個展などで発表する時には、ちゃんと整理して見せて行くようにしないといけないと思っています。