アルミって不思議だね。
両極性があるから酸性、アルカリ性どちらでも溶けるw
以前は白い地肌(酸化アルミ)にするため
加速度的に酸化させるため腐食液の中に付けていたんだけど。
今回はヘアライン仕上げにしてみて
表面に付いたキズの分表面積が広がって
自然に酸化が早く進み徐々に白みが増してくる。
腐食液に比べれば、何十倍もの時間がかかって
白くなりつつあるんだろうけど
そんな時間の流れが作品に取り込まれて行く気がして
何となく穏やかな気持ちになる。。。
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このところ、ほぼ完成した作品を更に熟成させるため
作業をせずにただ見つめている。
そっとしている間に僕自身も作品を通してより深く考えるようになり、
それが感受性のレセプターを拡げてくれている気もする。
作品作りと工場での製造との徹底的な違いはそこなんだろうね。
大切にしたい時間なんだな。。。