オブジェクトとして
楓、うなじ、幾何学模様などを作品内に登場させますが
「水面」をイメージした透明な半透明な鏡面であり、
移り行く風景を取り込む水鏡の様な存在感を
具現化させたり暗示させたりすることがメインテーマです。
それゆえに「水面の風景プラン」なのです。
だから、水鏡に感じる
四季感、
暖かさや冷たさを感じる質感、
豊かさと災害をももたらす存在への畏怖。
それらを比喩的に表現できる素材を探している様に思います。
だから、ガラスなどの割れて破損する危険性というのも
大切な要素であると感じています。
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昔のアクリルは
汚れるし傷つくし、変色したり変形したり。。。
腐敗した水のような淀んだものを感じていたので
どうも触る気がしなかった。
額装ということで使用するアクリル板、塩ビ版にさえも
自分の表現世界では違和感きわまりない感じがしたし
それならば、枯山水の様に暗示させる程度にして
撤去してしまいたい。
でも、それでは安全を確保できないし、
何より他人に直に触られるのは最も嫌うところなので
それも避けたい。
神の宿る結界のような絶対領域である事が望ましいけど
それでは表現者として異常過ぎるし。。。
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今の透明アクリルなら
適度な距離感を演出できる素材に思えてきたので
この辺が少し緩和できる気がするのよね。
もう少し素材研究を続けてみよう!
p(^^)q