最近「個展はやらないのか?」なんてよく聞かれます。
20代の頃は個展で発表することに未知の可能性を感じて
頑張ってたものですが
バブルやらITやらリーマンやらの不況を経験するうちに
社会環境や客層も変わったり。。。とにかく暗い話が多くなって
画廊での個展活動に興味が失せて今日に至っています。
頑張って作って、大金をはたいて、継続することに意味があるなんて話は
聞きたくなかったのよね。
そんなパワーとお金があるなら、もっと別の使い道ができないか
今この時を誰もやった事の無い事に投資したいと思ってみたり
愚痴なのか説教なのか分からない事を語る連中に
「うるさい!黙れ!馬鹿たれ!」って、一発度肝をぬかしてやりたいw
そんな思いで
無理は承知の企画を立てて、ダメもとでアタックして、
そこで生じた問題を一つ一つ、丁寧に根気よく解消して
実現してゆく制作活動に夢中になっていたので
個展なんてやりたいとも思わなくなっていたのよね。
岐阜駅600m美術展構想とか
可児市花フェスタ記念公園での美術展とか
学びの森フェステバル(各務原市)
各務原市桜まつり美術展(各務原市市民公園内)
全部、飛び込みの企画でよく実現できたものだと感心する今日この頃。
一緒に動いてくれた、元気で笑顔の美大学生たち、大人の作家たち。
僕は具体的な企画立案と行動計画、動機付けの策士として動いていた訳だけど
それについて来てくれた彼ら彼女らがやっぱり凄いんだよね!
これって、個展会場で一人来客を待つような発表活動では得られない経験なんだよ♪
でも、もし、今、あえて個展をするとするなら。。。
いままで誰もなし得なかった企画展がしたい!!
毎週毎週いたるところで開催している個展たちにまぎれてしまうような
ことに興味がわかない。。。(グループ展は楽しいけど。。)
そんな訳で、
今まで行ってきた公共空間での企画展示が僕にとっての個展活動でもあるんですよ!!
いつの時代でも、美術界とか世間の情勢にそっぽ向いた作家が新しい時代を築くのでね。
そんな作家でいたいのです。
v(*'-^*)bぶいっ♪
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ちなみに、写真は1990年に行ったギャラリー展示の様子です。
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