水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

芸術と就職活動。。。

2009-05-17 16:21:02 | あれこれ。。
今年、短大を卒業した女の子(以下、S子)が就職難。

昨年まで、野外展などイベントでは強力な助っ人で、とても明るいヤンチャ娘だったんですが、度重なる不採用に意気消沈。

「私は負けたんだぁ~、涙が出る~」

などと叫んでいたので、とりあえず、就職に繋がる話にならないかと僕達の方でも野外展で築いた人脈にS子さんを売り込みつづけています。

一つや二つの美術展ならそれほどでもないけど、これまで関わってきた展覧会は年に7個。
一つ一つが直接結びつかなくても、点と点とが結びついてゆく中に可能性が見つかってくると思うので頑張って欲しい。

そんな中、先日、母校の高校とT学院とのグラスバンドの共演をお願いしたイベントの御礼でS先生とS子さんが挨拶回りに行きました。

挨拶と言いつつS子さんの就職の斡旋にほとんど時間を費やしてくれたようで、何とか、就職口の斡旋と事務職員への可能性を打診してもらえる事に。

S子さんも、少し未来に希望が見えたようで、随分と明るくなってきた感じです。

(S先生、有り難うございました)



色々な市町村で野外美術展を企画してきた岐阜都実行委員会ですが

作品を紹介し芸術文化と作家を育てることを目標としていますが、
その前にもっと手前のところで現場で頑張ってきた皆が報われるような部分が無くてはならないように感じています。

○ 有料でのワークショップ、アートグッズ販売

たとえ、数百円の収入でも持ち出しがほとんどの作家には有り難いものです。

○ 今回のような就職活動への援助。

若手の子達もボランティアで参加してきてくれているので、そうした子達が将来の就職に結びつくような人脈作りも大切なことになってゆくでしょう。

というか、それだけでも良いぐらいです!

次に繋がってゆく可能性が芸術活動にはあるんだと思える事が、本当の意味での芸術文化の普及に繋がるように思います。



中部圏でも大規模なトリエンナーレを行なうようですけど、そんな庶民感覚的な人との交流が築けないならやる意味も無い。

もっと手前、もっと身近なところに、可能性の目を向けて欲しいものですね

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