水面の風景プラン

目標は金閣寺の池での制作。今はその為の実績づくりで頑張っています。by 平間雅己

秋の夜長にもの思いにふける。。。

2015-11-14 20:19:56 | 制作日誌

高校時代は一つの展覧会用の作品を作り上げると気力を使い果たして倒れる事が多かった。

 

大学生になって知識量が足らなくて学科単位を大量に取得したことで制作に注ぐ力を分散させたから気力は保つようになったが過密なスケジュールで不眠症になり身体を壊した。

 

大学に勤めるようになってから学生達の家庭とかの事情を知ることになり自分以外の作家を目指す人の心の有り様を知った。そして学生達が挫折すれば何時か自分もそうなってしまう気がしたから頑張ることもできた。

 

大学を辞めて数年後に彫刻家のアシスタントをしていて落石により右足甲を潰して入院。何ヶ月も入院生活が続き右足切断に恐怖にふるえていた時に同じ病室の老夫婦に優しく声をかけてもらえ少しずつ考え方が変わった。

 

その後、制作が出来ない事の不安で苦しんでいたけど、大怪我をしてそのリハビリに3年ほどかかった間は自分の身体を作る事に精一杯で制作を忘れることができた。

 

体力が回復するにつれて制作意欲が蘇って時間もお金も健康も失ったけど「豊田市美術館の池でのインスタレーション実現」が目標となり、無理矢理(無茶苦茶?)だったけど実現させ怪我を言い訳に挫折しそうな自分を断ち切った。

 

それから豊田市美術館での制作を機に多摩美術大学や金沢城址公園での制作を実現できて、特に金沢城址公園での制作は国際コンペディションで「水の中に鉄板を沈める」インスタレーションが評価してもらえたことから自分独自の表現を認めてもらいたいと言う目標は達成できた。

 

それ以降は地元の岐阜で仲間達と行動を共にし、それまで単独プレーだった制作活動を組織として行いそれまで培ってきたノウハウを公開して後輩たちも育ち活躍できる環境を作りたいと考えるようになって

 

「岐阜駅600m美術展」とか「花フェスタ記念公園での野外彫刻展」「学びの森アートフェスティバル」と規模を拡大していった。

 

今は現代美術を志す若手作家が小品販売をしそれを資金に作品展示をする環境を整備してそこにプロの画商やギャラリーがスカウトにくるような状況を作りたいと願っています。

 

日本版のSOHOが生まれればきっと面白いよね。

 

 

「挫けて欲しくないんだ。僕も頑張るから。。。」と思いながら

 

(^-^;) 

 

 


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