仕事に行って思うこと。
社員さん(職人さん)は工場の中で作業をし腕を磨くのね。
アーティストは自分の作業場(アトリエ)があり
そこで材料や道具の研究を独自に行うことができる。
今の職場は鉄工所であり板金加工の仕事が主なんだけど
当然、金属加工のスペシャリスト集まりだけど
独自に研究する機会は少ないみたいだね。
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僕は学生時代から
石材、木材、金属、粘土、FRP、ソフトマティリアル、映像、デジタルの加工に触れていて
企画書を書きプロジェクトを立ち上げることを主体に活動してきたから
本質的に考え方が違う。
構想から図面、加工そして設置。
基本的に全て一人で行う。
また、設置で全てが完了するのではなく
設置した結果をもとに分析し制作理念、哲学を再構築させ
美術史の流れの中での位置づけを考察しながら
次の可能性を探っている。
だから、常に生産効率を求められる工場施設では
僕は制作をすることができない。
だから、残材を許可を得て、有り難く頂くけど制作はアトリエで行う。
ときどき、嫌みなことを言ってくる職人さんもいるが
同業、他者を何百人も相手に、しのぎを削る環境で
姿を消していった人達を沢山見てきた僕には
余りにレベルが低い会話を聞いていると
「一生、気が付くことが無いだろうな。この人達。。。」と。。。
まぁ、仕方ないか。。。
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