1995年に愛知県美和町にあるリバーサイドパークに設置した
「収穫祭」と題した作品です。
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品川誠教授の石材加工のお手伝いをして、そのお駄賃に頂いたカラーラの大理石。
実は彫りはじめ、何を彫るか決めてなくてひたすら叩いていたっけ。
あの頃はインスタレーション作品を主体で制作し公共空間での展示を企画することが多く
実材を加工するよりも書類の作成に時間を割かれていたのね。
そんな状況を見かねて岩本幸三教授から
「平間君は、制作で汗をかき、作業を終え夕方にたそがれている姿が魅力なんだから、またお互い励まし合って仕事をしよう!」
と誘っていただいたのが切っ掛けだったかな。
大学の仕事の合間に「ヴォァカ、ヴォァカ」と石がはじけ飛び、石ノミを打つ様子に
みんなから「またはじめたね!!」って声をけてもらえて嬉しかったな♪
しばらくすると、石材の形が「手」に見えてきてひたすら叩いた。
何を作るかではなく、石を叩き磨くこと。。。それが芸術だった。
僕の根底には常にそれがある。
良い思い出です!!
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