本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説024 : reProfesional#97

2008-10-15 22:45:41 | reProfesional
chapter#24 続き

小説を書く目的。
ボクは何日か、筆をおいていろいろなことを考えた。

深みのある文章を書きたい。
その中での恐れ。また情けなくも疲労感に襲われたら、筆を止めてしまうのではないかというセミプロの自分。
また、心の中に、嵐が吹くと、精神の流れが逆流してしまうのではないかという恐れ。

小説を読めない理由。
それは、きっとまだ人生の目的、今を生きるモチベーションというのが定まりきっていないからではないだろうか?

心の中ではいつも絶え間なく、さざなみが押し寄せてくる。精神不安定でない人間なんていうのがいるのだろうか?僕はそういう類の疑問で時々、気持ちがめいりそうになる。
そこに線路がしかれれば、きっとひとりでに電車は走り出すんだろう。
ボクが小説を読まない理由というのは、きっとそこにまだ線路が見えないから。
でも、自分はせっかく親切にも線路をしいてくれても、その線路の上で脚を躓かせてしまう人間。そこに線路があるとなかなか気づけない人間。
その前に、ボクの人生というのは、というとナルシストになってしまうが、おそらく、ほとんどの、いやすべての人間にとって、線路なんて決してしかれたりはしないものなのではないだろうか?

線路がないからこそ、そこに線路を敷こうという気持ちになる。線路を敷こうという気持ちが少なからずあるものがその徒労を度外視して、書物を紐解こうとする。
つまり、書物を読むとは、生きる意志のあるもののすることであるといえる。
その中でも、小説を読むというのは、悪く言えば暇人の、よく言えば、精神的に大きな余白のある人間が出来ることではないだろうか?

精神的な余白とはいったいどういう状態をさすのであろうか?
簡単に言うと、いまそこに存在する自分で満たされきっていない状態ということが出来るのではないだろうか?今の自分で満たされきってしまうと、空想の中に身を投じる余裕などなくなるだろうし、なんとか今の状態をよくしようと、もしくは、今の状態の中での不要な部分を取り除こうと躍起になるのではないだろうか?

・・・
ダメだ。
けっこう筆は進んだのに、ここで空腹が襲ってきた。
ボクは、とりあえずメシを食うことにした。

コメント
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