本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説039 : reProfesional#110

2008-10-29 01:18:34 | reProfesional
chapter#39 無意味の反復

精神を忘我に追いやり、快感に身を鼓動させる、それだけの人生なんてボクには到底不可能である。
この帝国の中では、絶えず、無意味が反復される。
無意味に繰り広げられる視線の応酬。
老婆は若者の所作に眉をひそめ、あら捜しをする。ボクは思うもう、この老婆はこの空間から去るべきだと、老父はやはり若者の美しい足に自らの溜出物を撒き散らし、怪我していくことで快楽を得る。

精神の忘我状態というのは、この帝国で生きる人にとっては自然な状態なのかもしれない、だがボクが完璧な忘我状態を維持できるほど精神が強くないし、おろかでもないということは、これまでボクと歩みを一緒に進めてきてくれた読者の方なら、お分かりいただけるだろう。

無意味な反復を繰り返す老婆と老父。
彼らにとってはそれが生の証であり、残り少ない人生を有意義に過ごすための手段なのだろう。ボクのような若者に出来ることは、すべてのとはそのような老人たちを姥捨て山を造り廃棄処分してやることだろう。死すべきものは死すべきなのだと思う。

何も、老人を排斥しろとかそういう危険な、アナクロなことをボクを論じているわけではない、ボクは、精神を忘我の極地に追いやり、他者を扱えない、もしくは言い方を帰ると、他者を排斥することでしか自らの生きるすべを見出せない、そういうゾンビのような連中は比喩的意味において、社会の産業廃棄物として、処理されるべきだと思う。

自ら、芽を育てようとしている若者にとって、そういう精神の腐りきった老心の持ち主は弊害以外のほか何者でもない。
ボクは本心から娼婦であることに深い拒絶を反応を感じる。
老心をもつ連中というのは、こうもりにより、精神を餌食にされたゆえにそういう性格になっている側面もあるのだろうが、従順なハトの中の属性においても、もっとも、憎むべき性質を持ち合わせたクズであるといえる。

適切なものに死を。
ボクは常々そういう風に願う。罪のない純粋な若者が不慮に殺されることには大反対だが、年齢を問わず、そういう社会の害になるような鼻糞のような人物には積極的に死を求める。
もしくは、我という存在の醜さ、その精神の造詣の醜さから発する悪臭に築き、自ら、その精神に死を宣告するという勇気を持ってもらえることを強く望む。
コメント
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