本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

小説027 : reProfesional#100

2008-10-18 01:25:42 | reProfesional
小説#27 怠惰な現実

欲望と疑問。似ているが、少し違うものなのだろう。
一般的に、欲望のほうが疑問より程度の高いものと認識されるべき言葉な気がする。疑問がたまりにたまっていく。
それはきっと、よっぽど知りたい疑問なら、回答が与えれるのであろうが、そうでもない場合は、怠惰な状態として巻き散らかされた回答への萌芽を待つ種子として放置されるだろう。

疑問から始まり、大きな欲望へと変わっていく。
今の僕の中では、そういう関係性が両者の中に成り立つといえる。
ボクが本当に欲望できるものなどあるのだろうか?
適度にほしいと想い、ソレをそれなりに満たす。もしくは満たされもせずに疑問が巻き散らかされていく。

なんとしても満たさないとどうしょうもない疑問、それはおそらく年齢を重ねるごとに減ってくる類のものではないだろうか?
年齢を重ねていくごとにどうしても解決しなければならない疑問というのが減るとすると、それは赤ん坊のことに比べて、その疑問の答えが生死にかかわるわけでもなくなってくるし、それをそれとなく引き渡してくれる保護者もいなくなくなってくるからだろう。

自分で疑問を解決し、欲望を満たしていくことを学ぶ。これが人生の中の主たる構成要素なのだろうか。こういうことが順当にできなかったり、それほど疑問すらわかない人生を送っているとすると、それはおそらくシアワセな中庸の人生を送る天才だといえるだろう。

常に疑問を持つ人間、それだけだとただの怠惰で居心地の悪い人間だろう。
常に疑問をも持ち、ソレへの回答を試みる人間。
なかなか心地よいが、なにゆえか、あまり大きく歩みを進めれそうな人種には感じられない。
今のボクは段階で言うと、この段階の一歩手前くらいなんだろうか?

本当の成長って言うのはないだろうか?
絶え間なく疑問を持ちソレを回答へとして、行動への原動力となる欲望へと変えていき、ソレを知的に消化していける人間になっていくことだろうか?

どうしても、今のボクにとっての世間一般で言う、成長というのは、おとなしくなること、慎重な人間になることという匂いを強く感じてしまう。
そんな成長ならボクはあまりしたいと思うわない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする