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北タイ少数民族の風俗#3 貫頭衣

2015-08-06 10:00:41 | 東南アジア少数民族
 魏志東夷伝倭人条に『男子皆露介(糸偏に介)、以本緜頭。其衣横幅、但結束相連、略無縫』とあり、また『婦人被髪屈介(糸偏に介)、作衣如単被、穿其中央、貫頭衣之』とある。つまり倭人は貫頭衣を着用していたことになる。



 上からリス族、スゴーカレン族、カヤンカレン(首長)族の貫頭衣である。カヤンカレン族の未婚の女性は、写真のように白色の貫頭衣を着用する。
 荻原秀三郎氏はその著作の中で、ミャオ族(タイでHmong族)が高床式住居とともに稲作を日本に伝えた・・・とあるが、ミャオ族は土間式住居であり、着衣は貫頭衣ではない。再考が必要であろう。