Ceramics of Seductionについては、過日触れている。その書籍にシーサッチャナラーイ・ツカタ窯の陶磁製人形頭部が紹介されている。書籍の表紙と人形頭部のPageを以下紹介する。
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口髭と顎鬚に髪は、頭の上で丸く束ねる髪型である。これは元か明かは別にして、中国人であろう。
これら6つの人形頭部を見て、どれが何人であるかは分からない。下右端は面長で口髭があり、鼻筋が高いことから西方人種の匂いがする。
上の3つの頭部も口髭や顎髭をもち、面長で被り物をしており、やはり西方人種の匂いがする。
スコータイ朝第3代王・ラームカムヘーン王(在位 1279-1299年)の時代の版図は以下の橙色の範囲である(Wikipediaより)。
ここでナーン、ルアンプラバーン、ナコンシータマラートは非タイ人の領主が、スコータイ朝に朝貢する藩国であった。これらの使節や人々がスコータイ王都を訪れるのは必然である。西方顔の人々が訪れるのは交易目的であろうが、他に何かあるのであろうか? 同時代明の鄭和は大船団を率いて、遠くアフリカに達したという。中東の人々がスコータイ王都を訪問するのは、十分に有り得る話である。
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スコータイ朝第3代王・ラームカムヘーン王(在位 1279-1299年)の時代の版図は以下の橙色の範囲である(Wikipediaより)。
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