サンカンペーンで窯印をもつ盤は、過去から知られていた。当該ブロガーも×印の窯印を持つ盤を2つ所有している。過日、チェンマイ大学陶磁資料室を訪問した時、それを見たので紹介する。
それは窯址(物原)出土の溶着盤で、上下共に+印と云おうか×印の窯印が刻まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/dc/df351b6cb709253d9d99c766078770f9.jpg)
上の写真で、下側に写っている盤の窯印は、若干不明瞭なのでズームした写真を撮った。それが下の写真である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/27/2095b22561607cb68a0ef259d8cb57f4.jpg)
サンカンペーンの盤で、窯印を持つ盤は稀である。幾つかの窯印があるものと考えるが、当該ブロガーは×印以外の窯印を知らない・・・まだまだ勉強不足であろう。
次回は初めて見るサンカンペーンの壺を紹介する。この壺を見ると、サンカンペーンは奥深く、他の北タイ諸窯との大いなる関連が伺われるが、不思議な点を多々抱かえており興味は尽きない。