杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

今冬初の磯自慢訪問

2011-12-21 08:36:32 | しずおか地酒研究会

 昨日(20日)は『吟醸王国しずおか』のカメラマン成岡さんご紹介のVIPを磯自慢酒造にご案内しました。名前は内緒ですが、この人が日本酒ファンなんだ~って知って嬉しくなりました。

 

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 『吟醸王国しずおか』の新戦力、映像作家・脇田敏晴さんにも現場を見てもらいました。この方(左)が脇田さんです。ビジュアル的にも迫力あるクリエイターでしょ!? でも搾りたてを試飲したら、無茶苦茶デレってました(笑)。

 

 お酒が心底好きな方で、パイロット版で観た現場のナマの様子や杜氏さんたちのたたずまいに、いちいち感動していました。こういう人に戦力になってもらえるって幸せだなあ~と思います。

 

 

 

 

 新酒搾りたてが発売になり、蔵併設の販売コーナーにはひっきりなしにお客さんがやってきます。酒粕は、搾った側から売れてしまうので、いつものような「酒粕あります」の看板が出せないそう。私も予約をして後日買いにうかがう羽目になりました・・・ 

 

  先日、富士錦酒造にうかがったときも、平日なのに遠方からお客さんが次々にやってきて、酒粕を次から次へとまとめ買いしていました。いやはや酒粕ブーム、尋常じゃないみたいですねえ・・。

 

 

 

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 ちなみに、こちらの本に、磯自慢酒造の奥さま・寺岡真理子さんのレシピも紹介されています。よかったら書店でお求めくださいまし!

 

 

 

 

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 こちらはLED照明に切り替えたという仕込み蔵。タンクの周りに氷を巻き付けていたのですが(写真右下)、氷を当てているのが部分部分だったので、寺岡社長に「ウォータージャケットのようにタンク全周を冷やさなくていいのですか?」とうかがったら、「部分的に冷やすのは、もろみが中で“踊っている”から。人間の体でも、暑い時、血管が太い首筋とか足の付け根部分を冷やすと効果的に涼しくなるのと同じですよ」とのこと。なるほどね~。

 

 

 

 この蔵に初めて来てから23年になりますが、まだまだ発見すること、教えられることがいっぱいです。ああ現場は楽しい~ ・・・なんて現場で一人でご満悦してても、ちっとも映画は完成しないか

 どこで“カッティングエッジ”を付けるか、蔵を訪ねるたびに迷ってしまいます。