一昨日(23日)、活き生きネットワークのクリスマス忘年会に参加した後、悪寒と熱が出て、24日は忘年会の抽選で当たった精力剤と、磯自慢の酒粕の甘酒でわびしいイブ。でもたっぷり寝だめしたおかげで今朝は熱がひき、朝8時30分からFM-Hiでオンエアの『かみかわ陽子ラジオシェイク』をチェックし、トーク内容を上川さんのHPにUPし、ホッとひといきついたところです(こちらを参照)。
今回のトーク内容は本日(25日)限定情報が多いので、ここでも紹介したいと思います。とくに本日夜放送の『坂の上の雲』最終回について触れてあります。一部を転載します。
日露戦争当時の「坂の上の雲」と、今の時代の「坂」や「雲」は、もちろん違いますが、変わらないのは、「重責にしっかり耐えうる政治家」が求められているということだと思います。震災があった今年、そのことを一層強く認識しました。
今月放送の『坂の上の雲』第3部は、戦闘シーンが多いせいか、ゴールデンタイムにしては視聴率がイマイチのようですが、私自身は、とくに11日放送の「二百三高地」の戦闘シーンには深く感動しました。
戦闘シーンに感動するっていうのもヘンですが、WOWOWで放送された「バンド・オブ・ブラザース」や「ザ・パシフィック」等、映画並みのスケールの戦争ドラマを観ていて、ハリウッド資本が入っているからテレビドラマでもあれくらいのものができるんだろうと思っていたので、NHKでここまでやれるのか・・・と感動。カネも人手もかかる戦争のシーンをテレビ表現ギリギリながら、あれだけリアルに描き切ったことで、作品に重みが加わるって感じました。
俳優もスタッフもしんどいに違いありません。ホンモノの戦争を経験することを思えばマシでしょうけど、疑似体験にしても、しんどさを多少なりとも経験しながら作るからこそ伝わるものってあると思うのです。
お茶の間の視聴者は、そんな、作り手側が精魂込めた戦闘シーンを、いとも簡単に拒否しちゃう。ゆえに、(視聴率に左右されない)NHKでなければ出来なかったんでしょうね。私はおカネを払ってでも観るべき価値があると思いましたけど・・・。
いずれにしても、途中で妥協せず、3年かけてでも今のテレビ制作の職人魂みたいなものを投入し切った制作者と、彼らにきちんと仕事をさせた環境に拍手を送りたいと思います。上川さんもその一端に関わっていたと知って感慨深いですね。
「映像化は難しい」とおっしゃった司馬さんが生きておられたら、どのようにご覧になったでしょうか。