三谷幸喜監督の清州会議を観てきました。前回の「ステキな金縛り」はちょっとつまらなかったですが今回の出来はいかがだったでしょうか。まだ上映中なのでコメントはひかえます。
ご自分で観に行って感じてみてください。自宅に閉じこもってそのうちにレンタルで借りてくればいいやと思わないでたまには映画館に散歩がてらに出かけてみてはいかがでしょうか。ポップコーンでも食べながら大きなスクリーンで映画の醍醐味を楽しみましょう。
しかしながらいつものように豪華な顔ぶれの俳優陣です。三谷さんに声がかからないとがっかりする俳優さんも多いのではないでしょうか。
その中でも柴田勝家役の役所広司がすばらしい。豪快さ、哀愁、力強さ、己の限界などが単純明快によく描かれているなと思いました。ご隠居の好きな大泉洋は秀吉の役です。このひと演技の幅が広いなと思いますが皆様はいかが感じますか。でも私は「しあわせのパン」の主人公のようなほっこりした感じが好きです。
地球上の生物はそれぞれ持ち味があります。馬は速く走るし、サルは木登りが上手、キリンは高い木の葉っぱが食べられる。そして人間はやっぱり頭脳なんですね。それもただ試験勉強ができるだけでは普通の人。映画の中でも池田恒興が「俺たちは天下を動かすだけの器じゃないんだよな。だからそういう人にうまく取り入ってついていくしかない」と言っています。ご隠居もサラリーマンやっていた時でも自営業者になっても感じる所があります。
人間がリーダシップを発揮して頂点に立つには言葉と知略そして根回し最後にパフォーマンスでしょうか。
これから長く時間のある人は参考になる映画かもしれません。ご隠居は年金制度が崩壊しないようにと願うばかりです。
近日ロードショウ「かぐや姫」
映画館でCDを無料配布していました
2012年1月公開 youyube