村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

384.人生を学ぶ人に必読の書、総合的な人間として優れた二宮金次郎

2014-12-05 10:27:19 | 人生
村上和隆 
   京都事務所:京都市伏見区深草出羽屋敷町23ファミール伏見B905
   滋賀支所:滋賀県高島市安曇川町長尾字上塚野1189-10
村上和隆総合支援&村上原基人生勉強会
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク
台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク創業⇒人生勉強会創設
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村上原基今日の一言    ⇒    村上爺さんのツイッター

昭和の前半にはずーと長く小学校の校門近くに必ず二宮金次郎の銅像があった
なぜ今の小学校やどこにも二宮金次郎の銅像がなくなってしまったのか???

二宮金次郎は1787年小田原に生れ1856年今市で70歳で他界する
私の知る限り、相当に二宮金次郎は偉い人で、日本で一番尊敬に値する人だと思う
彼はまず自分の家の再建に取り組む、失った田畑を確実に取り戻す
そして依頼を受け、財政難の服部家の再建、小田原藩に登用され桜町領の財政立て直し
その後も幾多の改革を行い56歳で幕府に登用され、復興事業を続ける

彼の偉さは是非本を読んで欲しい
「二宮金次郎に学ぶ成功哲学」コスミック文庫 清水将大著
その中で意外な面は彼が資産運用(現代の金融業)に長けていたことだ
それほど金のない時期でも金貸しをして利子を得ている
それらを原資にして土地の取戻しや農村改革を続けている
自分の分度を高めて、その分度にしたがって生きるという哲学を守る

彼の特徴は
・目的意識  ・勤勉  ・独自の哲学
・逞しい体力  ・先見性  ・旺盛な行動力
・堅実性  ・誠実さ  ・謙虚  ・質素  ・継続、蓄積
などであろうか

まあ一口で言って人間としての総合力に優れている
これはできるがこれは出来ないという人ではない
まあ政治家や指導者としてお手本中のお手本なのだ
最近の政治家にはこういう人は全くいない、それでも選ばなくてはならない悲しさ
政治家は一体、二宮金次郎を読むなり勉強したことがあるのだろうか
今の政治家は勉強もしないし、二宮金次郎とは正反対の半端者でしかない

例えば医者として小説家として技術者としては立派だが、その他は全然駄目という人が多い
彼がすごいのは、若い時から人生哲学をきちんと確立してしまっていることだ
彼にはすきがない、ある意味僧侶より優れているかもしれない

こんな人は歴史上人物でも珍しいが、
・生まれた時はかなり裕福な百姓の家でしばらくは良かったが
・5歳の時に洪水で田畑が流出し、極貧の暮らしに陥っていった
・そのことが、彼を大きく成長させ、自立させ、人生哲学構築に走らせたように思う
ハンデ、ピンチをチャンスに変えた典型的な子供だったようだ
薪を背負って本を読むあの銅像はそういうことを物語っているのだ
しかし彼は身長180㎝、堂々とした体格であったらしい、まあ体力・健康は大事ですね

家計を助けるとともに必死に勉学に勤しむ⇒そして人生哲学や生きるための知識を蓄えるのだ
彼の人生は「出来ることからコツコツと」の実践である
何事も難しいことはさておき、成功者の特徴の基本は「出来ることからコツコツと」の実践である
日本の政治家は出来ることはしないし、悪巧みや自分の利益になることしかしない小物だ
彼の成功の原因こそ、並みはずれた実践者であったことだ

「自分は何のとりえもない負け犬だ」なんて嘆くコツコツやり続けられないタイプの人が多い
一攫千金を夢見て宝くじを買ったり賭博や博打に走るのだ
そんな近回りは何も生まないどころか不幸を引き寄せるだけのことだ
まあ彼は昭和以前の日本に見られる普通の日本人の中で別格に優れた人なのだろうが

しかも単なる百姓としての活躍ではなく、経営者・企画立案者・農業土木技術者・
金融家・哲学者として総合的に有能であったことだ
最下層の百姓出、かつ貧乏のどん底から這い上がった人は、日本の偉人としては珍しい
だからこそ小田原藩や江戸幕府にお召し抱えられたのだろう
単なる百姓が自力で素晴らしい人間に成長し、多大な社会貢献もしたことはすごい
例えば吉田松陰が偉いと言っても、二宮金次郎には遠く及ばないと私は考えている

まあ沢山学ぶべき点が多いが、その中で
彼は失った父の土地を本当にコツコツと取り戻すのだ
得たものは分割するそしてその一部を投資に振り向ける
全部を喰ったり、消費してしまうことはない
素晴らしいのは、貧乏な時から常にそういうやり方を崩さない

二宮金次郎も次のことをきちんとやっているのだ、しかもお金もちだからではなく、貧しい時も富めるときもやっていることだ
そして基本に流れることは自分の分度を知る、分度をわきまえる、分度を守ることだ
決して自分の分度以上の贅沢や無駄や無理はしないのだ
・分散する
・継続する
・先を読む
・予防・備える
しかし彼が更に偉いのは自分自身が資産家にはならなかったことで
報徳金として、農村の復興や困窮者への慈悲・慈善を行っているのだ

まあ二宮金次郎を完全に真似ることはできなくても
例えば、資産形成や勤勉や努力や誠実さや先見性という一部だけでも学びたいものである
全くこんな素晴らしい人のことを知らない人は、金次郎の本を是非一度読んで下さい
人生を考える上で必読の書だと思っています
コメント
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