村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第69号 村上和隆の人生塾「一言」     過去に誰かが決めたことを後生大事に守るのは愚かしい

2009-06-19 07:47:19 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:(台東区立育英小学校⇒台東中学校⇒都立白鴎高校⇒東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)
※お知らせ:今後3~11月は滋賀県高島市の滋賀支所に常駐しています
12~3月は京都市伏見の本部事務所に常駐しています
お久しぶりです。お元気ですか、山の畑仕事や本業がやや忙しくてご無沙汰しています。

69、過去に誰かが決めたことを見直しもせず、状況が変化しても勝手に引きずって、後生大事に守るのは愚かしい?

日本人はマニュアルなんかで規則を決めて守るのが嫌いですし、苦手です。

しかし他方、一度誰とも知らない人が決めて習慣として定着すると、不思議にもなかなかやめようとしない傾向があります。というか勇気を持って「辞めよう」「変えよう」と言い出す人がいないのです。バレンタインデーの義理チョコなんてのはその悪しき典型ですがこんなのが日本には多いですね。

日本人のこういう特質は、良い面もありますが随分と滑稽というか馬鹿馬鹿しかったり、大きな損失になることも多いですね。大切なことは過去の伝統やしきたりや規則を再度自分自身で再考してみることです。

例えば、お墓だの冠婚葬祭だの、いろいろな習慣やしきたり、会社の決まりごとをはじめ自分自身の生き方さえ、過去や社会の風習・習慣などに捕らわれ窮屈な人生を送るのは愚かしいです。

例えば、多くの親戚知人を呼び大金をかけ結婚式や葬式や披露宴をしていますが、時代にあっていません。大金かけて立派なお墓を作る、坊さんにより位の高い戒名に大金を払うなんてことも、もうそろそろこんな馬鹿げたことは辞めにすべきなのですがね。
大金もちならいざ知らず貧乏人には、別に戒名なんていりませんし(迷信です)又は安い戒名でいいじゃないですか?業突く張り坊主が、高い戒名料やお布施を求めるようですが、けしからん話しです。「お経や戒名料合わせて5万円です」なんて明確に言うような徳のある坊主はいません、そんな生臭坊主のお経なんか値打ちあるわけがありませんや。本来総額5万円くらいのものですよ。
ボッタクリ坊主なんですよ。般若心経や簡単なお経(インターネットやCDもありますよ)でしたら家族皆でもあげられますよ。徳の高い宗教家はほんの一握りであって、葬式を喰い物にする商売人の坊主集団が存在するのです。
お墓なんかも市町村の経営する共同墓地でいいのです。京都市なんか一回きり数千円ですし、毎年立派な合同の供養もしてもらえます。京都市は⇒深草墓苑千葉県市川市は⇒市川市霊園

結婚式や葬式なんてのは、今日的には、真に親しい人だけ(家族結婚式 ・ 家族葬)でやるべきなんです。そのほうがずーっと楽しいし有意義なはずです。
他人を大勢招いた世間への義理の葬式で、他人のお付き合いで疲れ切って「ヤレヤレ」なんてしてから、ひっそり家に帰ってから家族だけで、やっとのことでしみじみ故人をしのぶなんて全く馬鹿げています、ナンセンスですよ。他人様は、本当に有難迷惑なんですよ。

ISO14001やISO9001でもそうですが、「自分自身で規則を決めなさい、自分自身で基準を明確にしなさい」と申し上げるのですが、「先生どう決めたら良いでしょうか?」なんてルールくらいのことでも決めかねる日本の会社さんが意外にも多いのです。
その割に古めかしいしきたりや古いどうでもいいような習慣や決まりを律儀に守っているのです。
こういうことが会社や個人や政治を硬直化させていくのです。

何故日本人はもっと主体的・自主的にルールを決め、ルールを変えないのか不思議ですねー。

また、例えば、日本では「憲法改正反対」なんて愚かしいことを平気で声高に主張するナンセンスな人がいます。しかも政治家がそんなことを言うのですが、
ルールというのは状況に合わなくなるのが当然で毎年見直ししどんどん是正することこそ意味あることなんですがねー。
日本では「ルールを変えるなんてのはけしからん」みたいな風習がありますね。”掟破りは村八分”みたいな昔の村八分の名残ですかね?陰口たたかれ、裏で悪者にされてしまうことも多いですね。

ルールが状況に合わなくても変えない、一度決めたらどんなことが起きようと守り続けるなんてことはむしろ異常なことであり、恐ろしいことなんですがね。

朝令暮改は悪いことのように言われていますが、ルールというのは朝決めて夜是正することも、大いにあり得ることであり、一向に構わないことなんですがね。こんなことしたら日本では非難ゴーゴーものですよ。

ちなみにISOでは、方針・目的・目標・マニュアル・手順書など文書は、随時及び定期的に見直しし、是正処置・予防処置(再発防止)をすることが要求されます。
そして、このようにして決めたことは確実に守ることなんです。それこそがISO14001・ISO9001の精神なんです。
こういうきちんとした管理の下に、日本的な融通性や小回りなんかを効かせる会社や個人や政治家こそが素晴らしいのです。

江戸時代の大岡越前の「大岡裁き」みたいなもんですかね。法で裁くが時に応じて臨機応変に適切な処置をしていくことこそが管理の要点です。

過去に誰ともしれない人が決めたことを、時代が変わろうと、価値化観が変わろうと、漫然と守り続けるのではなく、自分自身で良し悪しを確認・評価し直し、必要に応じて大幅に是正することも大事だと思います。

私のように都会の暮らしを思いきって捨て、山で暮らすのも随分素晴らしいのですが、勇気を持って実行する人はほとんどいません。

固定観念・社会通念・常識なんて「それが多分正しいだろう」と思いこんでいるだけに過ぎないのです。
迷信なんです。

短い人生、真に自分自身の考え方で本物の自由な生き方をしたいものです。

変わることを他人に要求する当の本人が全く変わらない、だから物事は良くならない

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