村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

第16号 村上和隆の人生塾「一言」   思い切り捨てる、何を捨てて何を残すか

2008-04-07 10:41:53 | 人生
関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表村上和隆:東京出身-大阪赴任-京都事務所-滋賀田舎暮し (東工大⇒大阪松下電器⇒京都エンゼル工業⇒ローム⇒テクノ経営⇒関西ISOシニアコンサルタントネットワーク代表)

16.何を捨てて何を残すか、まずは思い切り捨て、そして新たなこと始めよう

オギャーと生まれ、若い頃から、あれやこれや、やってきて、どんどん広くなっていくのは良いのですが、短い人生ですから、多くの、ろくでもないことばかり増やしていては、いかに長い人生でも金も時間も身ももちませんし、結果的に大したこともできない人生になってしまいかねません。
歳取ると、自然に減ってはきますが、そういう過去の沢山のものの中身を、

 ①残すべきもの
 ②完全に切り捨てるもの
 ③休止するものの3つに分けることが望ましいのです。

40歳とか50歳とか60歳で、ある時期を見計らって、思い切って、自分の棚卸をやらないとズルズルと過去や駄目な生き方を引きずってしまうのです。

大事なことは思い切って減らしたら、老後に新たにやることを作り出すことです。
例えば、50%捨てたら20~30%の新たなことを始めてみることです。歳取ったら新しいことはやらないというのでは老け込むばかりですし、やっとできる歳になったのですから。

人生も企業も同じです、順調な時に事業拡大で、増えてしまった事業や資産や負債や人や在庫は、経営者自らが、不採算部分を切り捨て、資源の集中や新事業展開をやらないと確実に老化し赤字転落・業績不振・倒産することに結びつきます。
バブル崩壊後さすがに10年かかって、やっとこさっとこ、不要部分を一掃してきたのですが、かかり過ぎです。

人間は闇雲にあれもこれも欲深に見境なく手に入れてしまうものです。それらが皆価値の高いものばかりであれば言うことはありませんが、ガラクタ・不要なものが、家にも会社にも自分の中に異常なほど一杯に詰まってしまうのです。
捨てようと思っても、いざとなると、「あれも捨てたくない、これも捨てたくない」と悩んでしまうのです。狭い家に沢山の使わない我楽多が詰まっているのと同じ構図です。

代表的な最悪のものとしては、日本の自民党政治家や役人も自分達の利権を守ることだけで、捨てるべきものを捨てませんね。かつての誇り高き日本を、加速度的に駄目にしていき、世界から見放される日本への道を歩んでいます。

戦後日本は欧米文化を無批判に取り入れてしまい、そのおかげで大事な日本文化や日本精神を失ってしまいました。
最近は、技術進歩により、ゲームにパソコンにテレビにしがみつき、狭く、浅くなり、捨てるもの自体がない若者が増えているのですが、こういう現象も困ったことですね。

このたび村上和隆人生塾を開校しました。
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