村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

2.姉歯事件に思う1:姉歯建築設計事務所の耐震性書類偽造事件

2005-12-24 15:24:32 | 企業パワハラ
千葉県の「姉歯建築設計事務所」が耐震性などを決める書類を偽造した問題がおきて大きな問題になっています。
この事件を含めて最近思うことは、「さまざまなリスクが続発していること」と「リスクに対する意識の欠如」です。
①俺俺詐欺
②高利の利殖詐欺
③リフォーム詐欺
④カード被害
⑤インターネット取引詐欺
⑥手抜き工事
⑦津波・巨大地震・ハリケーン被害
⑧少年・少女による殺人
⑨個人情報流出
⑩役人の使い込み・裏金作り・無駄な工事
⑪大手有名会社の社員の放火事件
⑫町や村に熊や猪の出現

まあ想像しなかったようなリスクが次々に起きています。今回の姉歯事件は、国家が認定する設計士が設計し・国家が認定する検査官が確認し、経験豊富な専門の建設業者や工事人が建設しているのです。ところが少し大きめの地震であっさり倒壊するというのですから、驚きです。しかも件数は100件とか200件とかいやそれ以上だとか言われているのです。前触れもなく、巨大ハリケーンに襲われたようなもんです。
手抜きのマンションを購入し、多額のローンを抱える人々にとっては、驚くだけで済む問題ではなく、下手すれば首くくるような大事件なんです。一般住宅で手抜き工事が問題になっていましたが、そんな被害は今回のに比べたらまだましなほうだと言いたくなるほど、とんでもない悲惨な超大事件です。
まあ場所変え・品変えて次々詐欺みたいなことが横行しています。
平和が続くと人間は油断の上に大胡坐をかくようになるのです。今回の犯人は、姉歯であり・ヒューザーでしょうが、真の原因は関係者全員の「油断」に他ならないのです。平和主義者というのは、その他の○○主義者と同様に無責任なものなんです。平和が続くと、むしろとんでもなく大きく世の中は乱れるのです。
身体が丈夫な人は、油断して、とんでもない大病を患うものです。油断の上に胡坐をかく多くの人の目を盗んでやった大きな詐欺行為である今回の事件によって、我々は、次のことを強く認識しないといけません。そうしないとこんな大掛かりな詐欺事件が続発し国家混乱の元になりかねません。今回の事件はそういう大詐欺時代の幕開けを高らかに宣言した歴史的な事件であることは言うまでもないのです。

①自分の周りは、四六時中リスクだらけと認識する
②絶対に他人を信用してはいけない、他人にまかせ放しにしない
③自分自身できちんと確かめる
④予防策を確実にやっておく
⑤いざとなっても大丈夫なように緩和策や対応策をしておく
⑥欲張り過ぎず・あせらない
⑦油断大敵・大丈夫と思う時ほど危ない
⑧いい加減に決めるな・いい加減に行動しない
⑨うまい話なんかないと強く認識する
⑩二重・三重・四重に予防策・安全対策をしておく
⑪リスク・危険を分散しておく
⑫普段から、安全側・安全側に行くように努める

これからの時代は、リスク・調査・分析・防災・予防・警戒・監視・点検・準備・保険・保全・・・・が大切なことでこれを疎かにする人にはある日とんでもない姉歯の強度偽装事件まがいが降りかかるはずです。


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