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巨大スマホ市場 インドを狙う日本企業

2013-05-22 08:12:15 | 報道/ニュース
5月18日 おはよう日本

スマートフォンの世界シェアではサムスンとアップルの2大メーカーが強く日本勢は苦戦している。
起死回生を目指す日本メーカーが力を入れているのが
今後 大きな伸びが期待できる人口12億の巨大市場インド。

パナソニックは16日 インドでスマートフォンの販売を始めると発表した。
携帯電話事業の不調が続くパナソニックが
海外でスマートフォンを一般に販売するのはインドだけである。
携帯電話の加入者が9億人を超えるインドではスマートフォンの普及が急速に進んでいる。
今年は去年に比べて70%伸びる見通しで
近く中国、アメリカに次ぐ世界3位の市場に成長するとみられている。
インドでは様々な価格帯の製品をそろえるサムスン電子が4割のシェアを占める一方
高価格帯の製品しかないアップルは5%程度と苦戦している。
このためパナソニックはサムスンを意識して低価格から高価格までの8機種をそろえ
今後3か月で一気に投入する予定である。
各グレードの価格をサムスンよりやや抑えることで0からのシェア拡大を図る。
(パナソニック インディア 伊東大三社長)
「インドは世界のスマートフォン市場で最先端を行く最大の需要国。
 初めの3年間でシェア15%まで最低でも行きたい。」
一方 日本のメーカーでは先んじてインド市場の開拓に力を入れてきたソニー。
市場で3位から4位の10%近くのシェアを倍増しようと
この春 主力製品と位置づける最高機種をインドに投入した。
インドの映画界ボリウッドで人気ナンバーワンの女優をコマーシャルに起用し
大々的なキャンペーンを展開している。
価格は日本円で7万円余。
あえて性能のいい最高機種を前面に出すことで
テレビやカメラで培ってきたソニーのブランド力をスマートフォンでも確立させたい狙いがある。
新製品の発売に合わせて新たなサービスも始めた。
自社の音楽コンテンツを生かし半年間無償で曲をダウンロードできるようにして
音楽好きのインド人を取り込もうとしている。
(ソニー インディア 日比賢一郎社長)
「最新技術を盛り込んだ商品を導入して
 やはりソニーの商品だと思っていただくことが戦略の基本。
 テクノロジーの強みを盛り込み新しい境内電話の楽しみ方を訴えたい。」
ライバルはサムスンだけではない。
今後 強力な競争相手となりそうなのが地元インドの企業。
5年前に参入したこのメーカーは機能を削ることで1万円~2万円の低価格を実現し
売り上げをっ急速に伸ばしている。
最近の一部の調査ではシェア2位に躍り出た。
安いだけではない。
インドなまりの英語にも適応した音声認識ソフトやインドの地域言語にも対応するアプリなど
インドメーカーならではの製品開発が強みである。
(マイクロマックス役員 ラフル・シャルマさん)
「わが社の製品はインド国内の利用者のために細かく調整しています。
 目指すはインド市場でのナンバーワンです。」

膨張を続ける中間層への普及で急成長が期待されるインドのスマートフォン市場。
巻き返しを狙う日本メーカーにインドの新興メーカーも加わり熾烈な競争が始まっている。




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