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北方領土 択捉島で進む開発

2013-05-24 08:31:41 | 報道/ニュース
5月20日 おはよう日本

択捉島の中部の村にある幼稚園は1歳半から7歳までの子どもを受け入れている。
幼稚園は一昨年全面的に改築された。
子ども用ベッドを完備した休憩室や給食を作る清潔な調理場など
日本円にして約3億5,000万円の建築費用をかけて最新の設備が整えられた。
改築を後押ししたのは子どもの増加である。
約20年前の開園当時に2人しかいなかった園児は現在では51人。
ほとんどが島で生まれた子どもたちである。
改築の資金を出したのはロシア政府。
プーチン大統領が主導して2007年から始まった島の開発計画の一環である。
(幼稚園園長)
「地元の水産加工会社の従業員や漁業者の子どもが来ています。
 来年度はさらに12人の子どもが入園する予定です。」
約6,600人が暮らす択捉島。
ソ連崩壊前後に減少傾向にあった人口は90年代後半に下げ止まり
この5年間では約3%の増加に転じた。
その多くが島の開発計画に従事する建設関係者や
新しく作られた水産加工施設で働くため
ロシア本土からわたってきた比較的若い世代やその家族である。
ロシア本土のカムチャツカから移住し鮭の養殖所で研究員として働いているナターリヤさんは
カムチャツカより島の方が働きやすいと言う。
(養殖場研究員 ナターリヤ・レメゾフスカヤさん)
「カムチャツカでは給料も低く仕事も楽しくない。
 ここでは仕事が面白くてとても気に入っています。
 給料の十分な額をもらっています。」
9歳の娘を持つ母親でもあるナターリヤさんは
島の生活環境が整えられつつある今ロシア本土に戻るつもりはなく島に住み続けたいと考えている。
(ナターリヤ・レメゾフスカヤさん)
「ここではすべてが発展し始めています。
 子どもたちは立派な幼稚園に通っていますし住宅建設も進んでいます。
 私は満足しているしこの島が気に入っています。
 カムチャツカに誘われたこともありましたが私はここが好きです。」
4月に行われた日露首脳会談。
プーチン大統領は領土交渉の再開に合意する一方で
ロシア人島民のための整備をさらに進める考えを強調した。
(ロシア プーチン大統領)
「この地域にはロシア国民が住んでおり彼らの生活水準を考えなければならない。」
島では来年 大型ジェット機が離着陸できる新空港も完成予定である。
これまでなかったウラジオストクなど大陸の大都市との直行便も可能になるので
さらに移住者が増えていく可能性がある。
ロシア政府による開発と整備を受けて島を故郷とするロシア人が増加する択捉島。
領土交渉との再会とは裏腹にロシアによる実効支配は一層強まっている。
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