11月12日 ワールドWaveモーニング
中国はこれまで世界の工場と呼ばれ低価格を武器に各国への輸出を伸ばしてきたが
近年は人件費の高騰などで輸出の勢いは鈍っている。
こうした国際競争力の低下に中国政府は危機感を募らせ今後の経済の原動力にしようと新たな産業の育成にも著握手している。
10月16日に広州で開かれた輸出品の見本市。
中国から安くて良い品を買い付けようと世界各地から購買担当者が訪れた。
いま中国のメーカーが市場の拡大を狙っているのはインドやブラジルなどの新興国。
カーオーディオ用のスピーカーを販売しているこのメーカーも東南アジアや南米への販売拡大を目指している。
(カーオーディオ・メーカー 販売担当)
「中国の小さな企業が欧米市場に参入するケースは少ないです。
現在の主要なターゲットは新興国市場です。」
かつて世界の工場として各国への輸出を伸ばしてきた中国だがその勢いは鈍っている。
(インド人バイヤー)
「中国からインドへの輸出量は減ってきています。」
(メキシコ人バイヤー)
「コストの上昇で海外での中国製品の価格競争力は落ちてきています。」
南部の広東省にあるオーディオメーカー。
このメーカーは高いもので日本円で300万円以上もする高級オーディオ製品を作っている。
年間の売上高は約3億人民元(約50億円)。
スクリーンの裏側に設置するスピーカーなどホームシアター向けの製品なども取り揃え
中国の富裕層や日本や欧米の先進国向けに販売してきた。
それが最近ではオリンピックやワールドカップの開催が予定されるブラジルに輸出先を開拓しようとしている。
しかしこのメーカーでも人件費や通貨人民元の値上がりで海外への輸出品の現地価格が割高となるなど厳しい競争に直面している。
このためこのメーカーでは生産コストの削減を進めようと基盤部品を組みつけたり溶接したりする機械を導入した。
以前は150人で行っていた作業を機械化で1分の1に削減。
さらに製品の生産スケジュールに合わせて部品の調達を行う管理ソフトを導入。
無駄な部品の在庫を抑えるなどコストの削減に懸命に努めている。
(広州漢林電器実業 副社長)
「生産や労働コストの面でより一層の業務改革が必要です。
しかしコスト削減のために質が低く安い部品を調達することはしません。
より適切な方法でコストを削減していきます。」
これまで中国経済を支えてきた輸出の勢いが鈍るなか中国が新たな経済の柱に育てようとしているのがソフトウェア産業。
そのモデル都市のひとつ四川省成都市ではIT産業だけを集めたオフィス地区を建設した。
事業を始めたばかりの企業を集め成長を支援している。
1年目はオフィスの賃料が無料、
2年目は半額
税制面での優遇措置もある。
この成都市ソフトウェアパークでは優遇策の恩恵を受けた企業など400社以上が活動。
約4万5,000人の雇用を提供している。
(成都市 発展改革委員 計画課長)
「これまでは公共投資が経済を発展させてきました。
しかし今後は技術革新こそが経済の原動力になるべきです。
政府は技術革新を生む環境を整備していきます。」
国際的な企業も多く育っている。
ゲームソフトを開発するこの企業は製品はすべて海外市場向けである。
8年前ンいアメリカから中国にわたってきたチャーリー・モスレーさん。
ゲームのデザインを西洋人の立場からアドバイスしている。
(ゲームソフトメーカー チャーリー・モスレーさん)
「将来 成都は大きく変わり外国人がもっと増えるでしょう。」
中国はこれまで世界の工場と呼ばれ低価格を武器に各国への輸出を伸ばしてきたが
近年は人件費の高騰などで輸出の勢いは鈍っている。
こうした国際競争力の低下に中国政府は危機感を募らせ今後の経済の原動力にしようと新たな産業の育成にも著握手している。
10月16日に広州で開かれた輸出品の見本市。
中国から安くて良い品を買い付けようと世界各地から購買担当者が訪れた。
いま中国のメーカーが市場の拡大を狙っているのはインドやブラジルなどの新興国。
カーオーディオ用のスピーカーを販売しているこのメーカーも東南アジアや南米への販売拡大を目指している。
(カーオーディオ・メーカー 販売担当)
「中国の小さな企業が欧米市場に参入するケースは少ないです。
現在の主要なターゲットは新興国市場です。」
かつて世界の工場として各国への輸出を伸ばしてきた中国だがその勢いは鈍っている。
(インド人バイヤー)
「中国からインドへの輸出量は減ってきています。」
(メキシコ人バイヤー)
「コストの上昇で海外での中国製品の価格競争力は落ちてきています。」
南部の広東省にあるオーディオメーカー。
このメーカーは高いもので日本円で300万円以上もする高級オーディオ製品を作っている。
年間の売上高は約3億人民元(約50億円)。
スクリーンの裏側に設置するスピーカーなどホームシアター向けの製品なども取り揃え
中国の富裕層や日本や欧米の先進国向けに販売してきた。
それが最近ではオリンピックやワールドカップの開催が予定されるブラジルに輸出先を開拓しようとしている。
しかしこのメーカーでも人件費や通貨人民元の値上がりで海外への輸出品の現地価格が割高となるなど厳しい競争に直面している。
このためこのメーカーでは生産コストの削減を進めようと基盤部品を組みつけたり溶接したりする機械を導入した。
以前は150人で行っていた作業を機械化で1分の1に削減。
さらに製品の生産スケジュールに合わせて部品の調達を行う管理ソフトを導入。
無駄な部品の在庫を抑えるなどコストの削減に懸命に努めている。
(広州漢林電器実業 副社長)
「生産や労働コストの面でより一層の業務改革が必要です。
しかしコスト削減のために質が低く安い部品を調達することはしません。
より適切な方法でコストを削減していきます。」
これまで中国経済を支えてきた輸出の勢いが鈍るなか中国が新たな経済の柱に育てようとしているのがソフトウェア産業。
そのモデル都市のひとつ四川省成都市ではIT産業だけを集めたオフィス地区を建設した。
事業を始めたばかりの企業を集め成長を支援している。
1年目はオフィスの賃料が無料、
2年目は半額
税制面での優遇措置もある。
この成都市ソフトウェアパークでは優遇策の恩恵を受けた企業など400社以上が活動。
約4万5,000人の雇用を提供している。
(成都市 発展改革委員 計画課長)
「これまでは公共投資が経済を発展させてきました。
しかし今後は技術革新こそが経済の原動力になるべきです。
政府は技術革新を生む環境を整備していきます。」
国際的な企業も多く育っている。
ゲームソフトを開発するこの企業は製品はすべて海外市場向けである。
8年前ンいアメリカから中国にわたってきたチャーリー・モスレーさん。
ゲームのデザインを西洋人の立場からアドバイスしている。
(ゲームソフトメーカー チャーリー・モスレーさん)
「将来 成都は大きく変わり外国人がもっと増えるでしょう。」