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水戸に集まる“刀剣女子”

2018-06-16 07:00:00 | 報道/ニュース

5月24日 おはよう日本


水戸の徳川ミュージアム。
開館前の午前9時。
たくさんの女性が列を作っている。
そのお目当てはここでしか見られない日本刀
その名も“燭台切 光忠(しょくだいぎりみつただ)”。
伊達政宗が所有していた刀で
家臣を斬った際に燭台ごと斬りおとしたことからその名前が付いたと言われている。
現在は水戸の徳川ミュージアムが所蔵しているこの刀
いまゲームの世界で注目を集め
女性たちのハートをわしづかみにしている。
名だたる刀をイケメン男子として育てるゲームで
3年前に発売され
スマホでも手軽に遊べることで人気に火が付いた。
ゲームのキャラクターは刀を擬人化したものである。
たとえばこの“燭台切 光忠”。
持ち主だった伊達政宗の見た目や性格を反映し
右目に眼帯をつけている。
“にっかり 青江(あおえ)”は
にっかりと笑った女の幽霊を斬ったという逸話が由来で
肩に白装束をまとったイケメンである。
全国各地の70本以上の日本の刀剣がイケメンキャラクターに変身している。
長年の刀剣の愛好家は
(刀の愛好家歴40年の男性)
「“刀剣乱舞”(ゲーム)自体あまり知らなかったのですが
 興味を持っていただいているのが我々にとってもうれしいことだと思っています。」
“燭台切 光忠”が展示されて2か月余で1万人以上の人が訪れた。
「神奈川県小田原市から来ました。」
「神奈川県茅ケ崎市から来ました。」
「群馬県高崎市から来ました。」
「栃木県から来ました。」
水戸を訪れる刀剣女子たちから“聖地”と呼ばれるカフェがある。
テーブルは多くの女性客でいっぱいである。
マスターが持ってきたのは“燭台切光忠 スペシャルブレンド”。
(客)
「黒に金というイメージと
 バラじゃなくてカーネーションっていうところが光忠っぽい。」
「映えますね。」
客の中にはこんな女性も。
「光忠さんに会うために着物を着てきました。」
大人だけではなく子どもの刀剣女子も夢中になっている。
ゲームがきっかけで歴史が好きになり成績も上がったという中学3年生。
「きっかけがなければそのまま一生歴史を好きにならず
 勉強することに意味を見い出せず
 ずっと底辺をさまよっていたはずなんで。」
中高年の男性の愛好家が多かった刀剣の世界。
ゲームをきっかけにファンのすそ野が広がっている。




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