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縫い目が無い!?ニット革命

2018-12-02 07:00:00 | 報道/ニュース

11月5日 おはよう日本


大手衣料品チェーン ユニクロが9月から販売しているニット製品。
縫い目が無く
フィット感と着心地の良さを実現したとしている。
レディース向けのワンピースやクルーネックセーターなど10種類。
特徴は
(ユニクロ銀座店)
「縫い目が無いので表面に凸凹がなく
 動きやすく
 きれいに着ることができる。」
余計に引っ張られることがなく体にフィット。
ごわつきも無いため着心地も良くなるという。
このニットを実現したのは日本の機械メーカーの技術だった。
和歌山県の企業が開発した
縫い目の無いニットを製造する機械。
1本の糸からニットを編み上げる独自の技術を用いている。
ホールガーメントと呼ばれる世界初の技術である。
従来のニットの作り方は
袖やおなか・背中などのパーツを切り出し
最後 立体的に縫い合わせる。
1つ1つ縫うためには人の手が頼りだった。
しかしこの新しい技術なら人の手は不要。
1本の糸を自動で層のように編み上げていくことができる。
糸から1つのニットを編み上げるまでわずか1時間。
素材の無駄がなく
人件費も抑えられるとあって
世界中のアパレルメーカーから注目が集まっている。
(島精機製作所 島会長)
「適正な価格で最高の品質
 最高の自分の思うデザイン
 シルエット サイズも含めて作る。
 先進国のニット消費国で作れる。」
この技術には大手デパートも注目している。
そごう西武は6月から千葉市の店舗にこの機械を導入。
ニットのオーダーメードサービスを始めた。
形や色など4,000通り以上の組み合わせから
お客の好みのニットをその場で作ることができる。
工場で人が関わって生産するととてつもない金額になるところ
この機械なら1着1万5,000~2万4,000円(税抜き)という価格でオーダーメードが可能。
自分だけのニットが“メードイン千葉”で手に入る。
(そごう・西武 商品部)
「おそらくどこの小売りもやっていなかったことだと思う。
 ホールガーメントマシンを購入して
 受注と生産を会社の中でやると
 そういったライブ感も含めて
 提案させていただきたい。」
編み上げだけなら1時間
注文から完成まで1週間程度である。
技術開発が海外産一辺倒のアパレル業界に新しい風を吹き込むことにつながるのか注目である。




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