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中国 共産党ゆかりの地へ 「赤い旅行」が人気

2018-12-19 07:00:00 | 報道/ニュース

11月20日 キャッチ!ワールドEYES



「囲岡山はきれい?」
「きれい!」
「毛主席は身近?」
「身近です!」
「次も来ますか?」
「来ます!」
江西省井岡山は中国共産党ゆかりの地である。
最近 中国では共産党ゆかりの地に多くの観光客が訪れている。
1927年
蒋介石などが率いる国民政府による共産党弾圧を受け
毛沢東率いる部隊が井岡山(せいこうざん)に入り中国最初の農村革命拠点を築いた。
ここでの活動が中華人民共和国の建国につながったとして
“中国共産党の聖地”と呼ばれている。
毛沢東の像に加え
中国共産党のスローガンなどがいたるところに掲げられている。
こうした共産党ゆかりの地を訪ねる旅行は
党を象徴する色
赤にちなんで「赤い旅行」と呼ばれ
井岡山は中国国内でも人気の高い観光地の1つとなっている。
みやげ物店では3千円ほどで当時の共産党の軍服を模した服が売っていて
多くの人がこれに着替えてから観光する。
(観光客)
「昔のようでいいですね。」
「革命に参加した人たちがこの服でどんな活動をしたか感じたい。」
いわゆるコスプレのような感覚でこの服を着て楽しむ人もいる。
(観光客)
「ここで着るととても楽しいし
 かわいいでしょ。」
小さな子ども連れの家族もいる。
(観光客)
「ここは毛おじいさんが住んでいたのよ。
 とっても質素でしょう。」
「いまの生活はとても幸せです。
 これを大切にしなければと思いました。」
こうして着替えた人たちがめぐるのが観光地として整備された地域の名所である。
病院の跡地には福建省から軍事関係の企業の従業員たちが見学に訪れた。
会社の社員旅行だということである。
(観光ガイド}
「当時活動していた人たちです。
 とても痩せているのが分かりますか?」
公務員や企業の研修の場としても使われることが多い井岡山。
参加者たちは学習することに意義を感じている。
(観光客)
「彼らの働きで私たちの平穏な日々があります。
 それがわかった
 とても意義のある旅行です。」
「こんな機会をくれた会社に感謝します。
 使命感を感じますね。」
(観光ガイド)
「以前はそれほど多くなかったですが
 ここ数年
 政府機関や企業が特に多くなりました。」
さらに現地ではより多くの観光客を呼び込み経済発展につなげようと観光地化も加速させている。
険しい山にはロープウェーを設置。
山には記念写真用の撮影台も設けた。
毛沢東のそっくりさんもいて
来た人たちとの記念写真に応じる。
さらに郊外には巨大な野外劇場を建設。
連日のように共産党の活躍を描いたとする劇を上演する。
地元の住民の人たち約600人も出演し
観光客の呼び込みに一役買っている。
街全体で観光を盛り上げ
見ている観客の反応も悪くない。
(観光客)
「生きているだけで幸せだということが分かりました。」
「革命の聖地で良い教育になると思い
 子どもに見せようとみんなで見ました。」


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