銅版画制作の日々

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やわらかい生活(~_~)寺島しのぶがいい!

2006-11-12 | 映画:ミニシアター

滋賀会館シネマホールにて《やわらかい生活》を鑑賞。京都で上映の際、観に行けなかったので・・・・。大津まで観に行った。原作は絲山秋子、「沖で待つ」と言う作品で第134回芥川賞受賞した39歳の若手作家そして主演は寺島しのぶ33歳孤独で自然体、魅力的なヒロイン“橘優子”に女性たちが共感リアルな女性像、女性の生き方を描いた映画

主人公優子(寺島しのぶ)は一流大学を卒業→一流企業での総合職でキャリア街道を突き進んできたが、両親と親友の突然死によってうつ状態に落ち込む仕事も辞め、金なし、男なし・・・・。孤独を受け入れ、自然体で生きている。そんな彼女は東京の隅っこ、蒲田に引っ越してきた。引越しがきっかけで、あるサイトで知り合った?の好きなK・大学時代の本間、今は議員・わけありのチンピラ安田(うつ病を抱える)そしていとこ祥一が彼女の周りに集まってくる。彼らとの関わりで、少しづつ優子のの固くなっていた心がほぐれていく・・・・。

優子と・・・・4人の男性たち

蒲田の街を散策しながら、優子はデジカメでさまざまな写真を撮り続ける。タイヤ公園(西六郷公園)、※3000本のタイヤが利用されている。屋上観覧車・緑の象・大森の酉の市・池上本門寺の力道山像等・・・・。それらの写真を紹介した「Love KAMATA」というサイトを立ち上げる。そのサイトを見た安田(妻夫木聡)がタイヤ公園に案内をして欲しいと・・・・。昔遠足で来た記憶があるものの、場所が分からないと話す。安田はトンビにハンバーガーを取られ、45オートで撃ち落したと自慢げに話・・・。幼さの残る青年だ。居酒屋でお互いの薬談義優子自身気楽さを感じる。

ある日、ひょっこりといとこの祥一(豊川悦司)が訪ねてくる。幼い頃は“姫”“殿”と呼ばれていた仲の良い二人だったが・・・今は微妙な関係だ競馬ですって、車を駐車場から出せなくなったので泊めて欲しいと能天気な祥一に優子も呆れ顔だが優子はそう状態となり、競馬に大当たりしカラオケで特上寿司食べながら、唄いまくりと大はしゃぎところが突然今度はうつ状態に・・・・。その豹変ぶりに祥一は戸惑うも優子の薬をもらいに行ったり、シャンプーをしてあげたり、忙しく世話を焼く。祥一が縁日ですくった金魚に“うどん”と“そば”と名づけたり・・・。金魚鉢をのぞく優子の表情も晴れ晴れとしていた。夏から秋へとゆるやかに結びついた優子と祥一の関係も変化が訪れようとしていたが・・・・。大学の同級生の議員本間、金持ちのKも優子の届かない場所へ・・・。安田も去っていく優子にとって心の安らぎ祥一も・・・・。だと優子は呟く。

 
祥一と優子の穏やかな日々

仕事・恋愛・結婚・家族に・・・・すべてにませんか。
突然スイッチが切れそうになったら、ひとやすみしませんか?やわらかい生活してみましょう頑張らず、心を開き力を抜いて、寂しい時は誰かを呼んで。どこにも属さず、社会から離れて・・・その時自分の大事なものが何なのかわかるかも

 やわらかい生活 映画作品紹介

※寺島しのぶの自然な演技、豊川悦司の何ともいえない優しさがいい博多弁も自然で・・・

 

 

 

 

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