3月30日、MOVX京都にて鑑賞。いやあなかなか面白かった。ジム・キャリー、最高です!!彼は顔の表情を色々変える百面相が得意な俳優さん。セロテープを顔に巻きつけて、独特な表情を作って楽しませてくれました。もちろんさまざまな場面での表情溢れる演技も面白く、思わず笑ってしまいます。
そういえば、ほとんど彼の作品は未見。「ナンバー23」(07年)の作品は鑑賞したのだけれど・・・・。彼のキャラらしくなかったかな?結局記事にはせず、スルーしてしまった。
誘われたり、勧められたり、頼まれたり、あるいは決断を迫られたり・・・・・。人生は毎日が“YES”か“NO”かの選択の連続。言われてみると、本当にそうですよね。主人公カール・アレンじゃないけど、私も出来ることなら“NO”で行きたい。要するにわずらわしいことだと、避けたい気持ちはあるな。
だからカールの気持ちがわからなくもない。でもこの作品を観て、ちょっと考え変えないといけないかもって頭の中にちらりと・・・・。
ところがカールの“NO”は半端じゃあなかった!面倒な相手の電話にはいっさい出ず。友達からの誘いも何かと口実をつけて断る。私生活だけに留まらず、仕事先でもこの調子。銀行のローン申請まで、ほとんど却下するのだからたまらない。これが3年前に妻と離婚して以来繰り返されてきたカールの代わりばえしない日常だ。昇進の話が立ち消えになったり、恋人連れの前妻と出くわしたりと、すべてがうまくいかない日々。とうとう親友のピーターの婚約パーティもすっぽかし、長年の友情さえも危うくしてしまった。
“NO”に、“イヤ”に、“パス”が基本のカール。無理やり誰かと何かをするくらいなら、独り部屋でDVDを観ている方が、よっぽど気楽。
そんなカールを見るに見かねた旧友が彼を連れて行ったセミナーは・・・・・。
友人ニック(ジョン・マイケル・ヒギンズ)に勧められた自己啓発セミナーのパンフレット。セミナー会場では、カリスマ主宰者テレンス・バンドリーの呼びかけに“YES”、“YES”、と連呼する異様な熱気に包まれていたが、カールはいまいち乗り切れない。
ところが、テレンスが新参者のカールを見つけ、彼の元につかつか歩み寄る。「この会場を出た瞬間からどんなことがあっても“YES”と言うと誓いなさい!もし誓いを破れば物事は悪い方に進むだろう」
まるで脅しのような文句でカールに誓約を迫る。周囲に煽られ、ついにカールは“YES”と・・・・・。
会場を出たカールに近づいてきたのは、ひとりのホームレス。「家まで送ってくれないか?」、「携帯電話を貸してくれないか?」、「お金を恵んでくれないか?」
すべて“YES”と答えたカール。えらいことに・・・・。ホームレスのねぐらまで行ったはいいが、一文無しの上、おまけに車はガス欠、携帯電話は電池切れとなり家に帰れないはめに。“YES”と答えたばっかりにこのような状況に遭遇していまう。
仕方なくとぼとぼと歩いて向かったガソリンスタンドで、カールは一風変わった女性アリソンと出会う。たちまちのうちに意気投合!案外、“YES”も悪くないと思いなおすカール。
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それからのカールは人が変わったように“YES”を連発。休日出勤も“YES”。ローンの申請も“YES”。自ら進んでバーに出かけ、店中の客から「おごってほしい」と言われれば、もちろん“YES”。
そんな中、偶然出かけたライブ会場でアリソン(ズーイー・デシャネル)と再会を果たし、さらに昇進の話も再び浮上してハッピー♪
上司ノーム(リス・ダービー)に休日出勤を頼まれ、快く“YES”引き受けるカール
昇進の機会もまた浮上!
うっとうしい上司ノーム宅で催される仮装パーティにアリソンと出席。
ホームレス救済のボランティア活動に、韓国系アメリカ人の経営するブライダルショップに行ったり、新しい発見、出会いを重ねていく。
親友ピーター(ブラッドレイ・クーパー)のためのサプライズなブライダルシャワーも自ら計画。
死のうとする人をギターを弾いて救済したり。
何事にも“YES” と挑戦していくカール。いつのまにか、自分の世界や周りの人たちのために時間と愛を注ぐようになっていきます。
ところが人生が上を向いてきたらしいと思われた矢先。カールを待っていたのは、“YES”の思わぬ落とし穴??
さて・・・・・。
カールとアリソンのロマンスの行方は?
そして“YES”の誓約の本当の意味とは?
それでも“YES”を貫くカールは、果たして幸せになれるのか?
人間って、考えや思いをちょっと変えるだけで、違う人生に出会えるのかもしれない。前向きに生きていくことが大事ですね。今回この作品を鑑賞して、しみじみ思いました。
心が変われば、こんな感じなのかもね。ハッピー♪
テレンス・スタンプ演じるカリスマ主宰者、オーラがありますね。この役なかなか面白いです。
製作の裏話(ウィキぺディアより抜粋)
- ジム・キャリーは出演料の前払いを全く受け取っていない。しかし、この映画では、彼は映画の成功を給料として約束し、出演した。
- キャリーは劇中で出てくる韓国語を習うシーンのため、基本的な韓国語を学ぶための言語コーチを雇った。
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※面白かった場面
カールの隣に住むおばあちゃんとの絡みにHがあったりするのも嫌らしさを感じさせず、面白いなあと思った。
ラストの体に装着したローラー・ブレードでうつぶせで坂道を走っていくのも印象的ですね。
すべての答えを“ノー”から“イエス”に変えたことで人生が一変するジム・キャリー主演のヒューマン・コメディ。何でもノーで済ませてきなネガティブな人生を転換すべく、あらゆることにイエスと答えてみると誓いを立てた男が辿る思いも寄らぬ顛末を描く。原作は番組プロデューサーや司会者などマルチに活躍するイギリス人ダニー・ウォレスが実際に全てに“イエス”と答え続けた6ヵ月間に渡る実践を綴ったベストセラー体験記。共演は「ハプニング」のズーイー・デシャネル。監督は「チアーズ!」「恋は邪魔者」のペイトン・リード。(all cinemaより抜粋)
原作:ダニー・ウォレス
メディア 映画 上映時間 104分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(ワーナー) 初公開年月 2009/03/20 ジャンル コメディ/ドラマ