知ってはならない、真実がある──。
4月10日、MOVX京都にて鑑賞。まったく予備知識もなく、何となく気になっていた作品です。誰が出演しているのか?予告を観てもまったく分からず・・・・。意外や意外な方たちが登場していました。
ローリー役のマリン・アッカーマン。彼女も見覚えはあるんだけれど、さてどんな作品に出ていたのか?おぉ~!思いだしました。「幸せになるためのの27ドレス」の主人公の妹役の人だったんですね。あのときはいまひとつ印象悪かったけれど・・・・。今回は好感度いいかな。役柄でこんなに変るんですね。
驚きはあのダン役です。ちょっと見たところさえない感じなんですが・・・・。よく見たら、「リトル・チルドレン」のパトリック・ウィルソン でした。そんなダンはかっこいいヒーローに変身します。後半の活躍に注目です。
それから同じく「リトル・チルドレン」で見事な演技で注目されたジャッキー・アール・へイリーも本作では今までとは一味違う役での登場です。
さてウォッチメンとは何なのか?元々はアメコミだそうで、“バットマン ダークナイトリターンズ”と並ぶ人気漫画。以下その紹介です。
『ウォッチメン』(Watchmen)は、アラン・ムーア原作、デイブ・ギボンズ作画による、12巻のアメリカン・コミックである。最初のシリーズは1986年から1987年にわたり、DCコミックから月刊誌として出版され、後にグラフィックノベルとして一冊にまとめられた。(ウィキぺディアより抜粋) そのアメコミを映画“300”の監督、ザック・スナイダーによって実写化されたのが本作なんですね。 もう少し突っ込んで作品の構成を・・・・・。(この記事もウィキぺディアさんからです。) 『ウォッチメン』ではスーパーヒーローが実在するもう一つの歴史を舞台に、道徳・哲学・大衆文化・歴史・芸術・自然科学に関わる冒険活劇と犯罪ドラマが展開される。 『ウォッチメン』は12の章から構成され、第1章は矢印のような血痕が付着したスーパーヒーロー「コメディアン」のスマイル・バッジの極端なクローズアップから始まる。この血痕の形のイメージは物語を通じて何度も繰り返され、第2章以降は11時49分から始まり深夜0時0分に至る、終末時計を彷彿とさせる時計の文字盤から始まる。各章のタイトルは章の終りで示される引用文からの抜粋であり、この引用文ではその章での出来事が暗示される。 最終章を除く各章には、各キャラクターの背景設定や、彼らによって『ウォッチメン』世界が受けた影響を様々な側面から記述するエッセイや文書、つまり作中内資料とも言うべきものが含まれている。これらの文書は引退したスーパーヒーローの自伝・新聞記事・インタビュー・警察と精神科医の報告書・その他の記事からの抜粋という形式をとっており、『ウォッチメン』世界の詳細を知るのに有効であると共に、世界観にリアリティを与えている。 う~ん結構難しいマンガですね。やはり事前にコミック本を読んでいて、しかも理解している人なら、面白く観れるのでしょうね。 独創的な映像の中に、登場する人物は、チャールトン・コミックから取得した一連のスーパーヒーローが原型となっているそうだ。それらの主要なヒーローたちは、6通りの「反社会性」を表現するキャラクターを創造して、読者によってどのキャラクターが最も道徳的なことが理解できる人物なのかを読者に決定を委ねるという設定にしているらしい。単なるコミックではないのですね。 アメコミって奥が深いのだと改めて思いました。 エドワード・ブレイク(コメディアン) ストーリー 1985年10月、ニューヨーク市民エドワード・ブレイクが殺害された。ウォルター・コバックス(ロールシャッハ)が、この事件を調査した結果、ブレイクが長年にわたり合衆国政府の特務機関員として活動していたヒーロー、コメディアンであったことが判明。ブレイク殺害はヒーロー狩りの第一段階だという仮説を立てたコバックスは、かつての相棒ダン・ドライバーグ(ナイトオウル二世)、大企業の社長であるエイドリアン・ヴェイト(オジマンディアス)、軍事研究所に暮らすジョン・オスターマン(Dr.マンハッタン)ビリー・クラダップ 、その恋人であるローレル・ジェーン・ジュスペクツィク(二代目シルクスペクター)ら、他の4人のスーパーヒーローに警告を発してまわり、ブレイクの墓前で報復を誓う。 ロールシャッハ(ウォルター・コバックス)ジャッキー・アール・ヘイリー は現場に現れ、事件の解明に乗り出す。 一体誰が、何の目的でコメディアンを殺害したのか? 1977年に可決された覆面着用者による自警活動を禁止する、事実上のヒーロー廃止法であるキーン条例により、ヴェイト、ジュスペクツィク、ドライバーグは、犯罪者との戦いから退いて久しい。オスターマンは犯罪者との戦いからは退いているが、豊富な従軍経験によってエージェントとしての活動を許されていたブレイクと同様、その超人的頭脳と能力を独占したい合衆国政府により特務機関員として引退を免除されていた。またヴェイトは1975年に自発的に引退して自分の正体を公表し、その名声と知能を利用して莫大な個人資産を築き上げている。その一方でロールシャッハにアイデンティティを侵されたコバックスは、キーン条例を無視して非合法のヴィジランテ(自警団)活動を続けている。 ダン・ドライバーグとローリー アメリカ合衆国とソビエト連邦は全面核戦争の瀬戸際にある。1959年の核物理学実験の事故により超人的な能力を持つDr.マンハッタンに変貌したオスターマンの存在で戦略的優位を得た合衆国は、ベトナム戦争を筆頭とする一連の紛争でソ連を打ち負かした。この戦力の不均衡によって世界的な緊張が高まりつつあり、核戦争への予感から、アメリカ社会には未来に対する宿命論的な諦観が広まっている。日々の生活に現れる、「メルトダウン」キャンディーから広島原爆投下に影響されたカップルの影絵の落書き、放射線降下物シェルターの標識を付けられた多くの建物などにより、この諦観が象徴される オスターマンの人間性からの乖離を観察していたヴェイト(マシュー・グッド) は、軍拡競争と核汚染によって1990年代までに全世界的な破滅が到来するだろうという仮説を、早くも1966年には打ち立てていた。破滅を回避するための綿密な計画の一部としてキーン条例前に引退し財を築いたヴェイトは、過去にオスターマンと関わった2ダース以上の人間が有害な放射線によるガンを発病させているという情報を流し、オスターマンが癌の原因を彼自身と結び付けるように報道を操作することで、オスターマンを孤立させる事に成功。これらの癌についての疑いが公に暴露され、オスターマンは自分自身の人生を振り返るために火星へとテレポートする。オスターマンの失踪を好機と見たソビエトはアフガニスタンに侵攻し、世界情勢は悪化の一途を辿っていった。 またコバックスによって計画が暴露される事を警戒したヴェイトは、自らの暗殺事件を偽装する事で、コバックスのヒーロー狩りという誤った推測を後押しする。更には彼に、かつての悪役であるモーロック殺害の罪を着せて逮捕に追い込んだ。刑務所の中でコバックスは、襲撃してきた囚人に油を被せて殺傷。精神科医に自らの誕生経緯を語り「世界に意味なんてない」と言い放つ。そして油を浴びた囚人の死をきっかけに、刑務所で暴動が発生。コバックスに復讐しようと試みたギャング達を返り討ちにし、悠々と彼は牢屋から歩み出るのであった。 そしてコバックスの逮捕が、結果的にドライバーグが一連の事件を「ヒーロー狩り」と判断する原因となっていた。ナイトオウルとして復活した彼は、ジュスペクツィクと共にコバックスを刑務所から脱走させ、更には自宅を襲撃した警官隊からも逃れて調査を続行する。そしてジュスペクツィクはオスターマンによって火星へとテレポートさせられ、彼との対話の中で自分がかつて母を傷つけた男、ブレイクの娘である事を悟った。激昂する彼女に対しオスターマンは、そのような数奇な経緯によって誕生した彼女、ひいては地球上のに全人類を熱力的奇跡であると評価。価値を見出した生命を守るべく、地球への帰還を決意する。 一方、核戦争勃発が数日以内に迫る中、事件の黒幕がヴェイトであると突き止めたコバックス、ドライバーグ、火星からテレポートしたジュスペクツィク、オスターマンは南極の隠れ家に潜むヴェイトと対決する。しかし、彼らに計画を食い止められる前にヴェイトは計画の最終段階を実行していた。遺伝子操作により生み出された巨大な怪物を、テレポーテーション装置を使ってニューヨーク市の中心部へ送り込み、その際に生じた爆発とサイキック・ショックウェーブにより、市民の半数を殺害したのだ。そしてサイキック・フラッシュの中には、全世界に怪物を宇宙人による侵略の第一段階と結び付けさせるためのイメージが埋め込まれていた。外世界からの侵略の脅威に直面したアメリカとソビエトは戦争から手を引き、この明白な、そして共通の脅威に対抗するために電撃的に和解する。世界に平和が訪れたのだ。 ブレイクはこの計画に接近しすぎたために、ヴェイト自身の手によって殺害されたのだった。ヴェイトは計画の秘密を守るために、計画の全貌を知らない多数の協力者や、腹心の部下をも抹殺していた。ヴェイト、ドライバーグ、ジュスペクツィク、コバックス、オスターマンのみが、総ての真実を知っている。ドライバーグ、ジュスペクツィク、オスターマンは、ヴェイトの計画を暴露して米ソ間の緊張が再び高まることを懸念し、世界の平和を護るためとしてこの事実を隠匿する事に同意する。しかし、コバックスは「世界が滅んでも絶対に妥協はしない」とこれを拒絶。オスターマンによって消滅させられた。そして「最後には私が正しかったのだ」と言うヴェイトに対して「最後など存在しない」と言い残し、オスターマンは新たに価値を見出した生命を作るべく、永久に地球を去る。
スマイルバッジは、皆さんよく知っていますよね。
(ジェフリー・ディーン・モーガン) てっきりロバート・ダウニーJRだと思っていたら、違いました。
コメディアンのトレードマーク、“スマイルバッジ”は、コメディアンの血とともに落ちていた。
その後、世界平和が実現し、社会は日常を取り戻していた。母と和解したジュスペクツィクは、ドライバーグと二人で再びヒーロー活動を始める決心を固める。
(ウィキぺディアより抜粋)
レビューが長くなりましたので、引き続きパート2を書きますので、宜しくです。