ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

はたして音楽は衰退するか?

2005年08月22日 | 随想録

                                    ♪こんなパーカッショニストはイヤだ(でも頼もしそう 笑)





 この世の中で音楽というものは、
 非常に不思議な存在だという気がします。
 なぜかというと、
 なくても生活に困らないのに、
 本当になくなってみると
 「なくては困る!」と
 半狂乱(オオゲサですね)になる人が多いと思えるからです。
 これはまあ、音楽という分野に限ったことではないですけどね。
 

 たまに、
 どういう状況が音楽の存在の妨げになるのか、
 について考えることがあります。(妄想に等しいですが)
 


1社会情勢の変化
 自由主義が崩壊して全体主義となるとすると、
 音楽そのものはなくならないにしても、
 表現の自由が規制されるわけですから、
 かつての日本のように
 「敵性音楽」などというワケワカラン意味不明なレッテルが貼られ、
 そのジャンルは演奏できなくなる。
 でも、禁止されることは隠れてでも禁を破りたくなるのが人の常。
 困るけれどもかえって音楽愛に火がつく、とニラんでます。
 障害があるほど愛は燃え上がる、って言うじゃないですか。
 


2不況
 CDや楽器にかけるお金を
 すべて生活費に回さざるを得なくなる。
 「なるほどそれは音楽どころではないなぁ」、
 と、ふと思った人、安心しましょう。
 貧乏な階層から生まれた音楽、いーっぱいあります。
 代表的なものがジャズとロックですね。
 食べるにも事欠く家庭に育った名演奏家、たくさんいます。
 腹の減り具合と戦いながら、
 好きなことに没頭する、そんな性質を持った人、
 想像以上に多いんですね。
 
 


3電力の消失
 あ、これはイタイかもしれない。
 とりあえず電気製品で音楽を聴くことは不可能になります。
 テレビ、ラジオ、パソコン、CD、iPODなどなど…
 電気楽器はすべてダメ。
 ガスエアコンなら見たことあるけど、
 ガスギターとか、ロウソクシンセサイザーは
 うーん、見たことない…(誰かが発明するかな)
 でもですね、
 こういう状況でも全く困らないのは、
 アコースティック楽器のみで演奏可能な
 クラシックと、ジャズなんですね。
 この両分野、一挙に息を吹き返します!
 あ、
 ロックもアコースティックな音に変化する可能性もあるな。
 すると石油が枯渇して電気がない世の中になると、
 音楽の新しい方向が生み出されるかもしれないわけですね。
 



 結論。世の中がどう変化しても音楽は生き残る!バンザ~イ(笑)
 




 いや~、今日の記事は実に中味がなかったなぁ~(笑)


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コメント (4)
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