たった一言が、相手を励まし、宝物となることかあります。
たった一言が、相手の心に突き刺さり、深い傷になることもあります。
だから、言葉は使い方次第です。
相手に勇気と元気を与える温かい「触媒」になることもあれば、研ぎ澄まされた鋭い「ナイフ」にもなります。
そのナイフをくりだせば、相手も自分も傷つきます。
苦しみとして残ります。
相手も自分も守るためにも、言葉の使い方には留意したいものです。
生徒どおしで、何気なく、または深く考えず、投げかけられた言葉に、傷つく生徒がいます。
そして、言った側も、けっきょくは自分自身を傷つけていることを自覚しなければならない。
こういったことに、生徒も大人も敏感になりたい。
自ら意図的に、または友だちに同調して、人を傷つけて、自分の幸せを保とうとしても、それがほんとうに自分の喜びや幸せになるのか。
喜びや幸せはは、そのようにしてつかむものではない。
もし、今までに人に対してナイフを向けてきたり、同調したりして、人を傷つけたりしてきたとしても、それに慣れてはならない。
こんなものだとあきらめてはならない。
事実、友だちに言葉で励まされ、楽しい学校生活を過ごしている三中生はたくさんいます。