箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

読書離れを防ぐ学校図書館の役割

2024年09月27日 05時13分00秒 | 教育・子育てあれこれ

9月21日のブログでふれましたが、日本で電子書籍を含み、月に1冊も本を読まない人(16歳以上の成人)が6割以上になることことがわかりました。

読書離れは、人びとの思考力や判断力の低下につながる心配があります。

さらに、インターネット上に誤った情報が横行する時代です。


その上で、言論の自由を維持しながら、信頼できる情報を与えてくれる貴重なメディアは、やはり本です。


たとえばノンフィクションはジャーナリストや専門家、事件・事故の当事者らが編集者と共にファクトチェックを重ねます。

そのように時間をかけて、本をリリースします。


読書の機会が減ることで、人びとが真実を見極める力が弱くなり、正しい判断ができなくなったりする危惧があります。


そこで、学校教育関係者として、わたしが思うのが、子どもときから読書環境を整備する必要があるということです。


研究者の長年の研究とわたしの現場経験から、児童生徒は生まれ育った地域によって、接する情報量に差が生まれてしまいます。


本は場所・空間を変えずとも、いろいろな世界に触れることができます。


子どもの頃から読書の機会をもつことは重要です。


その上で本との出合いの機会を作るためには、学校図書館の役割が重要です。


児童生徒が本と出会える機会そのものを提供します。


また、読書習慣を形成するための、啓発や教育の役割を担うのが、学校図書館です。








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