9月21日のブログでふれましたが、日本で電子書籍を含み、月に1冊も本を読まない人(16歳以上の成人)が6割以上になることことがわかりました。
読書離れは、人びとの思考力や判断力の低下につながる心配があります。
さらに、インターネット上に誤った情報が横行する時代です。
その上で、言論の自由を維持しながら、信頼できる情報を与えてくれる貴重なメディアは、やはり本です。
たとえばノンフィクションはジャーナリストや専門家、事件・事故の当事者らが編集者と共にファクトチェックを重ねます。
そのように時間をかけて、本をリリースします。
読書の機会が減ることで、人びとが真実を見極める力が弱くなり、正しい判断ができなくなったりする危惧があります。
そこで、学校教育関係者として、わたしが思うのが、子どもときから読書環境を整備する必要があるということです。
研究者の長年の研究とわたしの現場経験から、児童生徒は生まれ育った地域によって、接する情報量に差が生まれてしまいます。
本は場所・空間を変えずとも、いろいろな世界に触れることができます。
子どもの頃から読書の機会をもつことは重要です。
その上で本との出合いの機会を作るためには、学校図書館の役割が重要です。
児童生徒が本と出会える機会そのものを提供します。
また、読書習慣を形成するための、啓発や教育の役割を担うのが、学校図書館です。
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