箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

意味のないプライド

2021年01月12日 09時06分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
最近ではあまり聞くなくなりましたが、何10年か前までは、よく言われる言葉がありました。
 
それは、「男のくせに・・・」とか「男らしく・・・」や「女の子らしい・・・」ということばです。
 
しかし、私が中学生と長年接してきて思うことは、そういう言葉はまったく意味がないというか、固定的な見方や考え方であるということです。
 
最近の中学生な場合、それもいわゆる「男子・女子」という生物学的性別で述べるなら、女子の方が男子より、精神的な成長が早く、大人ぽい考え方をする場合があります。
 
もちろん個人差はあるのですが、一般的には、女子の方が精神的な自立が早いという傾向が見られます。
 
教員は自分の仕事にプライドはもったらいいと、わたしは思います。
 
教職についているというプライドはもったらいいと思います。
 
自分は将来社会で活躍する人を育んでいるという崇高な仕事に関わっているという自負はもったらいいと考えます。
 
しかし、自分は「男だから」とか「女だから」というプライドは、まったく不要だと考えます。
 
そんなプライドに凝り固まっているのは、今の男女共同参画社会では意味をなしません。
 
固定観念にもとづく「きめつけ」は、人を不幸にすると思います。