箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

パープルリボンとオレンジリボン

2021年11月18日 08時08分00秒 | 教育・子育てあれこれ
11月は児童虐待防止推進月間です。

児童虐待は、相変わらず悲惨な事案が報道されています。

しつけと称して、親から幼い子が虐待を受けるケースが後をたちません。

児童虐待防止の取り組みは、「オレンジリボン」が目印になっています。


そしていま、大阪の太陽の塔は紫色にライトアップされています。

これは、女性への暴力を防止する運動が11月12日から始まっているからです。

こちらは、オレンジリボンではなく、「パープルリボン」が目印であり、太陽の塔も紫色にライトアップされているのです。

パープルリボンには、DV(ドメスティックバイオレンス)などの根絶の願いが込められています。

11月25日までの2週間が取り組みの推進期間であり、「一人で悩まず、相談をぜひしてほしい」というメッセージを反映しています。

学校教育でも、子どもにアザがあったり、ケガをしているのを教職員が発見することから、児童虐待が明らかになることがあります。

また、高校で多いですが、女子生徒が男子生徒と付き合うなかで、男子生徒から暴力を受けて、SOSを発せず服従する関係になり、それが常態化するデートDVの問題があります。

多く場合、保健室の養護教諭が発見し、支援にあたるケースが報告されています。

DVや虐待の問題は、学校では、教職員の感知力を研ぎ澄ましておくことが、深刻化する前の対応につながります。


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