この頃若い教職員から、「富士山に登ってきました」という報告を聞く場合があります。
富士山はやはり日本一の山だと思うのです。
田代博さんが著した書籍『富士見の謎 一番遠くから富士山が見えるのはどこか?』によりますと、富士山は全国20都府県からその実物を見ることができるそうです。
奈良県から富士山を見ることができると、その本では述べられています。
奈良県のどこかと言えば、三重県との境の山脈からダイヤモンド富士の見える地点があるそうです。(ダイヤモンド富士とは、富士山の頂きに太陽が重なる現象です。)
また、奈良盆地の東部の山からも297km先に富士山の頭を見ることができるそうです。
こうなると、富士山がより身近に思えてきます。
早春の富士山は、まだ雪がたくさん残っていて、そのうえ霞(かすみ)がかかって見えない日も多いそうです。
雲に隠れていても、富士山から遠く離れていても、日本列島に、富士山がどんと存在しているのです。
富士山に関しては、こんな言葉もあります。
「晴れてよし、曇りてもよし 富士の山 もとの姿は かわらざりけり」(山岡鉄舟)
学校で、あの先生がいてくれるので、学校が楽しい。
家庭で、頼りになる家族がいる。
職場でも、あの人がいてくれると思うだけで安心できる。
こう思うだけでも、心が励まされるように思います。
富士山のような人は、いるだけで存在感を示す人です。
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