みなさんの周りに、こんな人はいませんか。
たとえば焼肉を食べに行くと、その人は同じテーブルについているメンバーのお皿に、焼肉を取り分けて入れてくれるのです。
みんなが楽しく食事ができるよう、空いているグラスがあれば、「飲み物は?」と聞いてくれます。
そんな人は、人とのつながりを大切にする人で、どうしたら人の役に立てるかを考えていることが多いものです、
その一方で、その人は他者に必要とされたいという思いが強いものです。
人のために何かをしたいという気持ちが強く、多くの場合、世話焼きであり、自分のことはおろそかになりがちです。
自分が十分に食べることができなくても、相手から「ありがとう」とさえ言ってくれたら、それで満足します。
こんなタイプの人が、中学生の親である場合を考えます。
わが子に対しても、助けることが好きであることが多く、手を出しすぎる傾向があるようです。
余計な口出しをして、子どもから「わかってるって」と言われます。
余計な手出しをして、「放っておいてくれ」となります。
思春期の子どもには、親と子の境目を明確にするべきで、親といえども子どもの心に踏み込まないようにしなければなりません。
ツラツラと話せない子どももいます。だからといって、親が言葉をかぶせず、時間はかかっても、子どもの話をよく聴くことで、子どもの自立を促していきたいのです。
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