6月27日の記事で、「オリジナルは真似ることから」を書きました。
真似るは学ぶ、人のやっている真似をして、学ぶことから自分だけのやり方を見つけるということでした。
ただし、一言加えるならば、
「真似をするときには、その形ではなく、その心を真似するのがよい」
これは、江戸時代末期から、明治、大正、昭和初期まで生きた渋沢栄一の言葉です。
自己が成長するために、他の成功者のやり方を真似るのは大切です。
しかし、その人と自分は、生きている時代と、取り巻く環境も、性格も異なります。
必要なのは、この時代、この環境のもとで、自分が成功したり、その道をきわめるにはという核心の部分を学ぶことであるという意味でしょう。
東京ディズニーランド・ディズニーシーのおみやげ売り場では、東日本大地震が起きた時、ある店員さんが自分たちの判断で、お客さんに行った行動が「神対応」だったと言われました。
余震が続く中、キャストは店頭に並んでいたダッフィーやシェリーメイのぬいぐるみを防災頭巾代わりにゲストに配布しました。
これは、先人の真似をしたのではなく、地震のときには、商品をお客さんに差し出してもかまわないと言われていました。
「お客さんの安全を最優先する」という核心を学んでいたからこそ、できた対応だったのでしょう。
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