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関西テレビに「今昔さんぽ」という番組があります。
大阪の昔の白黒写真1枚を出がかりに、それがどこの場所だったかを、地元の人たちにインタビューしてキャスターが探しあてるものです。
その昔の写真といまの映像を比べると、大阪の今昔の移り変わりがよくわかり、興味関心をかき立てます。
さて、全国的にいまけっこうな数の学校が、児童生徒の学習に、デジタルアーカイブを活用しています。
図書館や博物館、美術館が所蔵している写真や作品をデジタル化して教育に役立てるため、「ジャパンサーチ」というサイトに載せています。
図書館、博物館、美術館にすれば、来館があっても子どもたちがなかなか所蔵の作品を見てくれない。
なんとか保存する資料を教育に役立てることはできないかというニーズがあります。
学校側からすれば、たとえば社会の時間に古墳の授業をしても、遠い世界のこととなり、身近な話題となりにくいのです。
そこで、児童生徒が一人1台タブレットを使い、ジャパンサーチから自分たちに地域に昔あった古墳の写真を見つけることで、探求学習を進めるこができます。
そのように、デジタルアーカイブを教材に使う学校が増えてきています。
ふつうにネットで検索しても、出典が不明だったり、派生する情報が多すぎて、目的とする資料にまでたどり着けないことも多いのです。
ところが、このサイトの場合なら、確かな資料がヒットします。
デジタルアーカイブによって、ある意味で、教科書をこえた学習が可能になるのです。
そして問いが子どもなかから出てきて、深い学びにつながるのがデジタルアーカイブです。
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