箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

誇り高き関西弁

2024年06月30日 05時57分00秒 | 教育・子育てあれこれ

阪神タイガースの岡田監督が、試合後、記者団に「もうええわ」と言っていました。

この「ええわ」という大阪弁には、二つの意味があり、関西人はそれを使い分けます。

サヨナラ負けをしたときには、「今日はええわ」は「取材は勘弁してほしい」という否定的、拒否的なニュアンスをもちます。


ところが、相手チームのピッチャーをみて、「あのピッチャー、今日はええわ」といえば「調子がいいなあ」という意味になります。


その場合は、肯定的、承認的なニュアンスになるのです。


違う言語圏の人たちには、聞いただけでは理解しにくいと思われます。


この「ええわ」を聞いた関西人は、どんな状況、文脈で発せられたか、ついている言葉(「もう」)が何かで、どちらの意味かを瞬時に判断するのです。

 

この方言を使うことに関して、相手が理解しにくいと感じられる場合には、遠慮がちになる人が多いのです。


ところが、関西人(大阪人)の場合は、相手が東京から来た人に対しても、自信をもって堂々と使う傾向があるのです。



 




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