人は対人関係の中で、喜怒哀楽など、さまざまな感情をもちます。
その感情のうちで、「怒り」から生まれる「癇癪」(かんしゃく)があります。
癇癪とは、ちょっとしたことにも起こりっぽい性質のことです。
たとえば、スーパーのレジで並んでいる後期高齢者の年齢あたりに該当する男性が長蛇の列に並んでいます。
待たされイライラしていて、レジまでたどり着いたとき、レジの女性がすこしモタモタしていると、キレてものすごい勢いで怒鳴りつける。
もちろん、これはほんの一例で、すべての高齢者がそうだというものではないことをことわっておきます。
最近、世の中が人に厳しくなり、権限を使い、「こうしなさい」という指示に従わせることが多くなっています。
従う側は、なにかと怒りが溜まりやすくなっています。
人はイライラが溜まりすぎると、自分が苦しくなります。
それが癇癪に発展するのです。
そこで、つぎの考えをしてはどうでしょうか。
かんしゃく(癇癪)を起こしそうになると、一歩思いとどまり、く(苦)をとります。
相手も一生懸命にレジを担当しているんだからと、思い直す。
すると、あら不思議。
怒りの「かんしゃく」は「かんしゃ」(感謝)になります。
(かんしゃく − く = かんしゃ)
どんな年齢の人にも通じる自己コントロール法です。
アンガーマネジメントとは、こういうものだと思います。
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