日本の家庭で伝統的に大きな位置を占めたきた、男性が支配的で特権的な地位を占める家父長制(パターナリズム)がかなり薄まってきたのが現代の社会です。
薄まったとはいえ、現代でも妻が夫のことを「主人」と周りの人に言う習慣は残っています。
また、男性の家長が家族内のあらゆる権威を独占する傾向が残っています。
ただ、男女平等の実現にむけ、少しずつは変わってきています。
会社では、女性社員のお茶くみがなくなりました。
学校では、男子生徒も家庭科が必修になっています。男女別で男子が先、女子が後になっていた生徒名簿は、五十音順の男女混合名簿に変わりました。
今後の日本社会の男性と女性の対等性はどうなっていくのでしょうか。
その鍵を握るのは、男女問わずいわゆる団塊世代の孫にあたる世代です。
大手企業の社員の共働き率はこの20年で大きく増えました。
妻のキャリアも家族内で考えるようになってきました。
その世代が企業や組織で意思決定権を握れるかどうかがポイントになるでしょう。
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