箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

おだやかな表情がコミュニケーションの秘訣

2022年04月16日 06時52分00秒 | 教育・子育てあれこれ
よく入社面接を受ける就活生が、コミュニケーション力が大事といいます。

しかし、採用側はコミュニケーション力は当然と考えています。

その上で、いっしょに仕事をしていくうえで、その人にキラッとした資質があるかをみているのです。

つまり、コミュニケーション力は、採用の必要条件ではあるが、十分条件ではないのです。

かといって、コミュニケーションがいらないかといえば、けっしてそうではありません。

お互いがあたたかい気持ちになる人間関係が深まれば、ものごとはスムーズに運ぶことができます。

自然と笑顔が出てくるようなあたたかな表情や態度が大切です。

それは、相手に寄り添いながら、希望していることをいっしょに実現していく姿勢のことです。

自分の考えや期待を一方的におしつけると、相手は反発するか逃避するかのどちらかになります。

自分がおだやかな表情でいると、相手もおだやかな表情になります。

私も、心がけたいのですが、自分の考えを伝えるときは、強過ぎても行けないし、弱過ぎてもいけないのです。

また、事実と気持ちのバランスをとり、伝える工夫もいります。

おだやかな人間関係は、問題に直面したときに役に立ちます。

自分一人よりと、考え方や選択の幅が広がります。

そのとき、「なぜこうなったか」より、「どのようにすればいいか」と問題解決の手立てをさかすほうが、建設的なコミュニケーションになるのです。

大切なことほど、他の人といっしょに取り組むことが大切です。


1 コメント

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Unknown (さくらもち)
2022-04-16 15:05:24
穏やかな表情は口元に表れますね。目は口ほどにモノを言い、と申しますが、私は口元の僅かな動きこそが、その人の内心を表していると思います。口元を見て話すのが大事です。
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