一昨日のブログで.わたしは「笑顔は大切」といいました。
そして、昨日のブログでは一転して「笑ってばかりいられない。泣くことが生きること」といいました。
泣いて、悲しみをとことん味あわなければ、本当の喜びは生まれてこないのです。
悲しみとは乗り越えられないものであり、その悲しみとと一生つきあっていくこと。かなしいけれど、それでも前を向いて進んでいくことが生きることです。
とことん悲しんで、泣きます。それによって整理のつかなかった気持ちが浄化(カタルシス)され、気持ちを整えて、生命力が湧いてくるのです。
それでは、絶望のどん底にあり、深い悲しみの中に人があるとき、自暴自棄にならないために、どうすればいいのでしょうか。
それは、今日1日をしっかり、精一杯に生きていくしかないのです。
明日が見えなくても、今日という1日をしっかり生きることが肝要なのでしょう。
今日1日を喜ぼうと心がけて過ごすこと。
たとえば、わたしなら今日はいい授業ができ、学生の反応がよかった。
このように、ちよっとしたことに喜びます。そのような喜びを続けるのです。
ところが、それにも慣れてくると喜ばなくなります。
そこで、今度はちよっとしたことに悲しむようにします。
「先生の今日の授業は、ちよっと理解しにくかった」という感想に悲しみます。
そうこうしているうちに、喜びも悲しみもどちらも事実だとわかるのです。
そして、喜ぶことも悲しむことも、両方が大切なのだと思うのです。
つまり、喜ぶと悲しみは、表裏一体であり、光と影の関係にあるのです。
どちらか一方が大事というのではないのです。
喜びや笑いがあって、それと同じだけの悲しみや涙があるのです。
そのように考えると、今日1日を乗り切っていくことができるように思うのです。
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