
みなさんは、自分がなりたかった自分になれていますか。
わたしの場合、縁あって教職に志し思い、教職に就きました。
定年退職後今も、教職に関わる仕事をしています。
その点では、なりたかった自分になれていると言えるかもしれません。
しかし、教職について、こんな生徒を育てたいという目的の点でみると、実現できたのかは自問自答するところです。
夢と希望を抱き、中学校の教師になり、初任者として英語を教え、1年生の学級担任をすることができました。
しかし、新設校で1年生しかいない学校であり、英語科の教員はわたし一人でした。
手探りで授業をしていました。
学級担任としては、当時の生徒は正面から担任と向き合ってくれました。
しかし、5月には家出をする女子生徒がクラスから現れて、ずっと学校に来ない日が続きました。
初任者としては、苦労続きの1年間だったことを、いま述懐します。
初任者としての1年目は、なりたかった自分にはとうていなれていませんでした。
そして、今思うに、どの人もときどきは自分を見つめ、昔になりたかった自分になれているかを考えてみたらいいのです。
「青春の夢に忠実であれ」という言葉があります。
ドイツのフリードリヒ・フォン・シラーが言いました。
いまの自分から離れて、「あのとき」に戻るのを促してくれる言葉です。
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