新聞の食べ物コラムに胡瓜のサンドイッチの話があって、以前読んだ英国の推理
小説を思い出しました。話の筋など良く覚えていませんが、日々の食事代にも事
欠く窮迫した老紳士が、若い頃から所属している会員制のクラブで、無料で出され
る胡瓜のサンドイッチを食べて露命をつなぐという場面が妙に記憶に残っています。
何という題名の小説だったのか、どうしても思い出せないのですが。
胡瓜のサンドイッチというのはスコーンなんかと並んで、英国のアフタヌーンティ
ーの定番の食べ物だそうですね。バターとマスタードを塗ったパンに胡瓜をは
さむだけ。そのパンも胡瓜も薄ければ薄い方が良いとか。まあ、あんまり栄養
のある食べ物とは思えません。あの小説の老人かなりひもじかったでしょうね。
テーブルにバラを活けた花瓶をおいて、今日はキューカンバー・サンドイッチの
アフタヌーンティーとしゃれこみましょうか。