キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

釣鐘草--風鈴草--カンパニュラ--ブルーベル

2011-05-30 16:36:29 | 旅行
              

          釣鐘草の季節です。鮮やかな青と紫の花を他の小菊などと一緒にいただきました。

                  

        釣鐘草は風鈴草とも言うし、園芸店なんかではカンパニュラというラベルがつい

        ています。青いのはブルーベルとも呼びますね。いずれにしても、花の形からベ

        ルとか鐘とかいう意味の名前です。

              

      これはイギリスの湖水地方で見たブルーベル。日本の桔梗に近い感じの小さな花

      でした。「スコットランドの釣鐘草The Bluebells of Scotland」という歌があります。乙

      女が戦争に行った恋人を思う歌ですが、これが日本では「美しき」という、母が忠君

      愛国の息子を歌う歌になっています。歌が入ってきたのが明治時代ですから、時代

      に合った歌詞になったということでしょうか。

              

              ホタルブクロも同じ仲間。蛍袋なんてこれまた風流な名前です。

                 宵月を蛍袋の花で指す     中村 草田男

        
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雨に霧らうふるさと

2011-05-30 09:47:22 | 旅行
             

              横浜にいる母を一年ぶりでふるさと吉野に連れて帰りました。

              梅雨に入った上に、大型台風まで近づいていて、雨、雨、雨。

              濃緑の杉檜の山々も霧に包まれ、水墨画のような風景で、久し

              ぶりに帰ったふるさとの雨に煙る山々をしばらく眺めていました。

             

                 庭の木々も雨を含んで一段と濃い緑色です。大台ケ原に

                 近いこの紀伊半島の山中は、昔から雨の多い地域です。

             

              庭の雪ノ下もしっとりした風情。葉の形が鴨の足に似ている

              ので鴨足草と書いてユキノシタと読ませることもあるそうです。

                雨乞いの神に霧らひて鴨足草     吉田 鴻司          
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